ごく最近なのですが、じくさんが
何にも言わずに、私の太ももに頭を乗せてくるようになりました
あんなにエロじじいなのに、
この時だけは、なぜか、ただ、頭を乗せているだけ。
私の足を触るわけでもなく、顔でスリスリするわけでもなく、
ただただ、じーっと、しています。
いつもは、背筋がピッとしていて、後姿がカッコイイのに
この時だけ、少し背中が丸くなっています。
だから、じくさんを、膝枕している姿は、可愛いのではなくて、一回り小さく見えます。
ちょっぴり哀愁漂った、おじいちゃんの背中
呼吸に合わせて、規則正しくかすかに動く、おじいちゃんの背中
乗せられると、無意識に、頭を撫でて、背中をポンポンしてしまいます。
何を考えているのかなぁ
どんな顔をしているのかなぁ
じくさんも、私と同じように、寂しくて、苦しくて
胸がギューッと詰まることがあるのかなぁ
いつもと少し違う様子に、ちょっぴり心配になります。
でも、きっと、私以外の誰にも見せないのであろうその姿に
愛おしい気持ちが、自然と湧いてきます
ちょっと、不思議な感覚の、ハテナの膝枕です。