(続き)





とにかく、お金をかけられない。どうしよう。





業者さんに頼もうと思っていた作業自体も、もう自分でやるしかない、、、そう思った。





そう、、、手創りだ。





、、、手創り、、手創り、、、そう考えたら、逆に楽しく思えてきた。(あえて"手造り"じゃなくて"手創り"という表現にしてます)。





わくわくしてきた。





実は結構自分は、手創りというのが好きなのだ。





見積もりをお願いしたり、お願いしようとした業者さんには大変失礼な話になってしまうが、手創りほど楽しいものはない、、、なのに、どうして、その楽しい、美味しい部分を業者さんに任せようとしたんだろう。もったいない。そう思った。(業者さんごめんなさい)





そう、この空間を作ること自体もある種、アートなのだ。





そして、本当に必要なものに絞って、無駄を省く。





まさに、事業仕分けの蓮舫氏のようだ(笑)。











でも、もちろん、絞るだけではない。





智恵を絞って、できるだけ素敵な空間にしたい。





頭に浮かんできたのは、まず"(照明)"だった。





そして、音や香りも。





実は、初め、いくつかギャラリーを見ていったりする中で、これは私の感覚なのだろうけれど、照明、光によって、雰囲気はだいぶ違ってくると感じた。それで、できるだけ照明をいろいろバリエーションを与えられるようにしたいな、と私個人としては感じていた。





しかしながら、やはり業者からの見積もりで、難しいのかな、と思ってしまっていたのだ。





LEDなどの案も出されたが、とにかく、そういう予算という現実的な壁にぶつかって、私の中では、とりあえず最小限、それらしい形にしていくしかないか、、、という思いになり、当たり障りのない、普通に整然と飾る、さほどメリハリのないギャラリーの姿になりかけていたのだ。





そしてそんな流れの中で、さらに予算を切り詰められ、もうどうしたらいいのー、という状況に追い込まれた中、手創りという最後の手段と、それに伴う、ある種の吹っ切れた思い、既存の常識に囚われる必要はないんだ、所詮、元々ど素人なのだ、もう、そういう常識を外して考えていこう、という思いへの転換が、少しずつ新たな知恵を得ることにつながっていくのでした。





まず、当初、レイアウトを自由に変えられるように、可動式のパーティションというのを考えていたのだが、これが業者さんに頼むと結構な値段で一時、完全にあきらめたのだが、"手創り"の発想で、ある安価な室内用品をいくつか用意して、それを自由に配置して間取りを自由にレイアウトすることを思いついた。





そして、スポットライトもそのパーティション替わりのものなどの好きな場所に好きな色合いのものを自由に取り付けていけるようにする。





考えだしたらとてもわくわくしてきた(笑)。





そうそう、子供のブロック遊びのようなものだ!





昔、うちの長男がまだ小さい頃、幼児向けのブロックのような玩具を、一生懸命、夢中になってつなげて、いろんな物を創っていくのだが、正直言って、子供の発想力とかにすごく驚かされ、大人の私も凄く感心した記憶があった。子供って、こんなに凄いもの創り上げちゃうんだー、って。





ブロックにせよ、折り紙にせよ、着せ替え人形にせよ、子供は夢中になって時間を忘れて、時に、驚くような凄いものまで創ったりする。 (関連詩⇒『いつまでも子供の気持ちでいたい』





かえって、大人が仕事で嫌々作るようなものより、ずっと面白い物ができたりする。





そう、その感覚だ!





しかも、限られたピースを知恵を使って、創り上げていく。組み立てていく。





そこからまたどんどんアイデアが与えられていくのです。





照明も、お店で見ると、結構いろんな面白い物があって、光一つでも、色や明るさ、ゆらぎのあるもの、点滅するもの、蛍光塗料を光らせるようなもの、、など意外とこれなら手頃な値段でいろんなバリエーションが楽しめそうなのだ。





ふと思うと、少し前に、自分の詩作スタイル、書作スタイルについての記事(⇒リンク
)を我知らず書いていたのを思い出した。





詩は、無邪気、邪なる心を無くす、邪心と本心、純粋さの葛藤のようなものを飾らない表現で書いた。そして、書は、やんちゃな子供のような、やはり飾りようのない字だ(笑)。





あくまでも独自のスタイルでここまで来ていた。





それなのに、ギャラリーは一般的なものに縛られようとしていたのだった。





しかし、この流れでまた見えてきた。無邪気で純粋な子供の心で、この空間も、まるで子供のブロック遊びのように創り上げていく。





・・・つながった、、、そう思った。





そしてさらに、、、





(続く)













~苦境真っ只中の人、

  真っ直ぐに生きようとしている人、

  苦境を越えてきた人、

  挑戦する人、

  夢に向かう人、

  闘う人、

  道を極めゆく人 
への応援歌(詩)
















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