永久脱毛 その大げさすぎる名前 | 今日もむだ毛と格闘中

今日もむだ毛と格闘中

ニューハーフの永久脱毛屋 亜貴の無駄話 

お店の営業離れて、脱毛の相談にも応じます 

ふつ~お客さんには言えないことも、バンバンしゃべりそう・・・・

ごく普通に使っている『永久脱毛』という呼び名があります。

でも、今の技術では、永久に毛が生えなくすることは不可能なんです。正常な肌がある限り。

今生えている毛を処理して、その毛根を枯らしてしまうことはできます。

たそかに、その毛根からは永久に毛は生えてきません。

だけど、まだ芽を出していない毛根ってたくさんあるんです。

そして、これからできる毛根も・・・・・・・・

胎児のうちにできた毛根は、皮膚の中で未活性な状態で存在し、体の成長や加齢又は現役の毛根が枯れたり、外部の刺激からの保護の必要ができたりした時に芽吹いてヘアサイクルに参加する様になると言われています。

これらの、毛根の予備軍の他にも、肌には未分化の細胞があって、その一部から新しい毛根になる物も有ると言われています。

そのため、今後永久に毛を生えなくすることは不可能なのです。

一般的には、

施術して抜けても、また、しばらくすると元ほどではないけれどかなりの量が生えてくるような状態がしばらく続きます。

回数を重ねる毎に生えてくる量が減り、1年で数センチ角に1本みたいな生え方にはなります。

私も他の呼び方に、あまり一般的な物がないので、『永久脱毛』という呼び名を使う場合もありますが、

実際には、未来永劫全く生えないわけではないので『永久脱毛』ではなく『継続減毛』等と呼ぶべきだと思っています。

 

『電気脱毛(針脱毛)が、唯一永久脱毛と呼べる方法です』の様な表現を見ることがあります。

これは、電気脱毛が日本に入ってきた当時は、普通に抜くより長持ちすると言う程度で永久という言葉を使っても問題なかった時代なので、そういう呼び名になったわけです。

呼び名が一般的な名前になっているために、そう呼べる程度の物と考えて問題有りません。

貯湯式でないガス湯沸かし器に、一瞬でお湯が沸くわけでもないのに『ガス瞬間湯沸かし器』

インク壷に、一行くらい毎に浸けないで済む程度なのに、『万年筆』

パーマネント(永久)ウエーブ(巻き毛)だって、保って3ヶ月程度ですよね。

 

たしかに、電気脱毛(針脱毛)は、現在では一番確実な方法だとは信じています。

私も、複合光線や、IPLで減らし、残った物を最終的に電気脱毛で仕上げる場合が多いです。

しかし、電気脱毛を行ったからと言って、永久に毛が生えてこなくなるわけではありません。

ツルツルを維持するためには、何年か毎に何本かは抜く、いわゆるメンテナンス的な施術は必要になります。