迷惑メールが受信箱に紛れ込んでいまして、
そのタイトルが16時間で話せる英語でした。
これはもう「話せる」という言葉の、定義の問題です。
英語に全く触れたことがない人であっても、
何らかの単語を発語することは出来ますね。
これを以って「英語が話せる」というのであれば、
「たった5分で話せる英会話」も成り立つわけです。
はっきり言えば、詐欺です。
言葉の意味としての「話せる」とは、
会話が成り立つことが最低条件です。
赤ちゃんが「バブバブ」といっているのを、
babblingと呼びますが、会話とは違います。
言葉のキャッチボールが出来て始めて、
意思の疎通がはかれると思うのですが、
ボールがあらぬ方向に飛んでもOKですか?
勿論、言葉を解さなくても理解は出来ます。
しかし、少なくとも会話と名の付く内容を教えるのに、
無責任な保証や誇大表現は、明らかなウソになります。
タイトルは、人の興味をそそるためのベイトであり、
その教材の信憑性は、けっして定かとは言えません。
(ベイト=えさ、疑似餌:Bait)
英会話を、早く身に付けたいと思う気持ちは分かります。
それならなおさら、リサーチはしっかりと行って下さい。
情報商材のタイトルと、販売者の肩書きだけでは、
その英話教材の内容までは詳しく把握できません。
だからこそ、難しいところでもあります。
英会話のノーマルスピードを体験しておけば、
教材を使ってヒアリングするときに便利です。
アメリカには、かなりの数のTalk Showがあります。
(今回は政治に関するトークショウです)
その影響力と、現状を話しています。
(コメディアンによる番組で、堅苦しくはありません)
ビギナーには、かなり難しいと思います。
理解できなくてもいいので、聞いてみて下さい。
(ナレーションはスローで分かりやすいです)
FAKIN' IT!
この程度の番組を聞いても分かるようであれば、
ヒアリングはかなり上達しているという証明です。
では、今日はこの辺りでお別れしましょう。
また、明日お話しましょう。
ごきげんよう、さようなら。