狙っている本があり、仕事帰りに足繁くブックオフに通っています。
人気作家の本は毎日動きが激しいから、欲しい時はできるだけ頻繁に通うに限ります。
嬉しいことに駅に行く途中に私の好きなブックオフはあります。
目的の本が置いてある場所も熟知しています。
さっと入り、スス~っと通路を通り、目的の場所に行き、ザーっと一通り眺めてなかったら、すぐにお店を出ます。
それをほとんど毎日繰り返していました。
でも見当たりません。
その間もどんどん入荷し、どんどん売れていきます。
それでも私の欲しい本は誰も売りに来てないようです。
昨日も同じように帰りにブックオフに寄りました。
いつもの場所に小奇麗にしている女性が立っていました。
その人をよけて、どうせないだろうと思いながら、本を探しました。
「あ、あった!」
思わず声が出てしまい、その拍子に後ろに半歩下がってしまいました。
「ゲッ!」
さっき私の隣にいた小奇麗な女性が、何故か私の後ろにいます。
どうやら私が足を踏んでしまったようです。
「あ、すいません」
小奇麗女性、反応なしです。
もう一度、
「すいませんでした」
私をチラッと見て、ツンとすまし顔。
“なんだよ、気取ってみたって、足踏まれて、『ゲッ!』とか蛙つぶしたような声出したくせに”
毎日通ってやっと本を見つけた嬉しさより、謝ったのに無反応だった小奇麗女に神経がいってしまった。
“ゲッだって、気取ってるのにゲッだって”
(≧∇≦)ブァッハハ!
むっとしたことは忘れてしまい、笑いの神が私に降りてきた。
ヽ(.:≧ω≦:.)ノフ゛ハハハッ
“ゲッだって、ゲッだって”
o(〃'▽'〃)oあははっ♪
それだけのことです。<(_ _)>