●見えている景色が違う?
プログラムは常に遅れ気味の中、オーガナイザーの方たちは必死で機器トラブルと闘いながらスケジュールのやりくりしている。
その日、午前のプログラムに大幅な遅れがあり、途中でチーフのピーターさんが1人のオーガナイザーに「ここでランチタイムにしよう。」と指示を出した。
すると、ある講演者が講演台に立ったかと思うと講演を始めてしまった。
やはり落ち着きがなく、何かにつき動かされていると言った様子で目はがらんどうのようだ。
すでに参加者の多くは席を立って各自、用意されたランチをもらいにロビーに並んでおり座席はガラガラだ。
にもかかわらず、まるでたくさんの聴衆に向かって話しているかのように座席を見渡して雄弁に語ろうとするのだ!
オーガナイザーの方が講演者の前に立ってずっと何か話しかけているが目に入らない様子だ。
ピーターさんはそのそばでじっと2人を見守っている。
オーガナイザーの方はあきらめてピーターさんを見ると肩をすくめ、首を横に振った。
私の記憶はここで途切れている。