車検ビジネス | サラリーマン→ビジネスオーナーへの道

車検ビジネス

新車買うと3年後に初回、それから2年ごと、10年経過すると毎年。
これ車検のシステム。

車検証を見て記録を作っているようで、ディーラーさんと、タイヤを交換したところ
からはがきが届く。

前者のディーラーさんの方はネットで見積もりが出来た。予約も出来る。
後者はそれがない。夜にしか自由な時間が無いと前者に流れる。

見積もり結果を確認した際に、詳細の見積もり結果は変わるかもしれないとの
但し書きがたしかにあった。予約して当日向かうと、ネットの見積もりからは
3割程度高い見積もりが提示される。

差が何か聞いても要領を得ない営業さん。
どうやらオイルが高いのと、フィルター類やワイパーゴムの交換が入っているのと
底のスチーム洗浄なんかが増えているとか。

車通勤じゃなくなって土日に近所に乗るくらいでめっきり距離も伸びなくなったので
ほどほどの整備でよいのだが...。

お願いするとしばらくして電話がかかってくる。バッテリーが弱くなっているので
交換をしたほうがいいとのこと。確かに掛かりが悪くなっているのが気になっていたので
交換してもらうことにする。これでバッテリー代が10%オフながら追加。工賃は無し。

そして翌日に車検終了。結局見積もりから3割強は高くついた。
わずか24時間でこの内の何割かはディーラーの売り上げだ。
そして残りは国に。

このお金がもったいないと感じるようになると新しい車を買ったりする
モチベーションにもなる。

これ、とてつもなくいいビジネスになっていると思う。
考えた役人さんは賢いね。車を持っている限りついて回るし。
しかも、最近は駐車違反の違反金を支払っていないと車検を受けさせないらしく
そんな署名もさせられた。どれだけ確実に違反金回収のノルマ果たせる仕組みに
するか知恵をめぐらしたものと思われる。

自動車大国アメリカには車検なんていうシステムは無いと聞く。
知らないうちに搾取され自動車産業なり関連業界なり監督官庁なりが
潤うようになっているのだなぁと改めて感じた日曜日でした。