不況下において縮小を続ける国内株式マーケットも、熾烈なゼロサムゲームが繰り広げられています。
【 先日のエントリーはこちら → 不況下のサバイバル① 】
さて、本日は私の大好きな(笑)株式市場についてお話したいと思います。
株式市場もビジネス同様、誰かが得をすれば誰かが損をする、ゼロサムゲームの構造です。
例えば、2008年は株価が大暴落した年でしたが、この暴落で大損をした投資家もいれば、逆に大儲けをした投資家もたくさんいます。
さらに、今の国内市場は外国人投資家離れによる売買高減少を考慮すると、マイナスサムゲーム(全体がプラスマイナスでマイナスになる)になるのかもしれません。
これは私の個人的な意見ですが、今ほどのマイナスサムはそう長くは続かないのではないかと考えています。
というのも、国内市場に外国人投資家が流れ込んできた大きな要因は日本のゼロ金利政策であり、アメリカが実質ゼロ金利政策を取った以上、今度は逆にアメリカのMoneyが世界各国へ流出する事は間違いないと考えているからです。
そのMoneyの行き先が先進国なのか新興国なのか、株式や国債等のペーパーアセットなのか金や穀物等のコモディティに向かうのかは現段階で判断するのは難しいのですが、世界が見て、今一番「手堅い」国は間違いなく日本なので、再び国内にMoneyが流れてくると思うののです。
しかし、決して勘違いしてはいけない点があります。
それは、国内市場は決して「プラスサムにはならない(全体がプラスマイナスの結果プラスになるので皆がHappy)」ということです。
ここ数十年のサイクルでも、日経平均は1989年末の史上最高値(3万8,915円)をつけてから現在の8,700円に至るまで、その過程では乱高下を繰り返しながらも、トータルで見ると下降相場が続いているのが現実です。
これをマイナスサムと呼ばずに何と呼べばいいのでしょうか。
これまでに一体どれだけの個人投資家がこのマーケットから退場させられたのでしょう。
そして、マーケットはこの大暴落をきっかけに、何も知らない新たな個人投資家の参入を待ち構えています。
あなたは雑誌や投資本でこのような表現を見たことがないでしょうか。
「この世界に資本主義が登場して以来、その数百年という長い歴史の中で世界の市場は常に右肩上がりで成長しているし、これからも資本主義が存在する限り、乱高下を繰り返しながらも成長し続ける」
・・・といったような表現を。
この事は、決して間違っていない、正しい事実です。
私は決して長期投資を否定するつもりはありません。
しかし、私は「生きているのは長い歴史の中の一瞬だ」と思っていますし、上記の事実を認識しているとはいえ、例えば所有している日本の主力企業の株価が3分の1、ひどい場合は5分の1になってしまったら、決して冷静でいることはできないでしょう。
「長い目でみれば今の暴落はただの過程だから」と誰かに説得されても、私の不安が払拭されることは決してないと思います。
あなたがもし、これから日本株をやろうとお考えなら、しっかりとご自信の判断軸を持って投資をしてください。
何度も申し上げますが、私は決してどの投資方法も否定するつもりはありません。
そして、これからは誰もが投資をしなければならない時代が必ずやってくると思ってます。
ただし、周囲の情報に流されて安易な考えで「投資のマーケット」へ参入することは、とても危険であることは確かです。
あなたにとって、明日が今日以上に輝ける日でありますように。