あなたが営業で思うように結果が出ずに悩んでいるなら、私の経験が多少なりとも参考になれば幸いです。
さて、社会の事など何もわからないまま営業の世界に身を投じた私ですが、もちろんアプローチ方法すらわかりませんでした。
普通の会社であれば一定の期間off the jobにてみっちりトレーニングを行うのでしょうが、私の環境は全く異なり、「誰かが教えてくれる」という事が全くありませんでした。
アメリカ文化のフルコミッション制の為、「稼げない人間は脱落」のシステムだったのです。
では、どうするか。
右も左もわからない人間がまず取れる行動は、「モノマネ」しかありません。
先輩社員のTELアポトークを盗み、アポリストを盗み見し、使用している営業資料を見せてもらう。
家に帰れば営業関係の書物を読み漁り(はじめのうちはアポトークの本ばかり)、翌日すぐに実践する。
今振り返れば、この環境こそが、私を自立させてくれていたのだと思います。
自ら「掴み取ろう」とする者と、誰かに「与えてもらおう」とする者では、短期間で驚くほどの差が広がります。
例えば、一流の寿司職人達は皆、自身が若い頃は店が閉まった後のゴミ箱の中から残飯を物色し、魚の切り残し部分から包丁の切り込み方を分析していたといいます。
来店客にお茶を運びながら、常に先輩職人の動きを観察していたといいます。
何事も、自身で考え、トライ&エラーを繰り返していく重要性を、この時に学ばせてもらいました。
当時、私が最も尊敬していた共同経営者に言われ、今でも鮮明に覚えていることがあります。
「新規開拓のできない奴に、コンサルティングなんて絶対にできない。」
企業は常に新規の顧客を捜し求めています。
そして、今の時代は新規開拓と同じウェイトで、既存顧客のケアも怠ってはなりません。
私達の手掛けるビジネスは「人事戦略」がメインでしたので、その本質である「経営戦略」をまずは個人レベルで達成せよ、という事でした。
夜中のうちにトークスクリプト(TELアポ用の台本)を用意、翌日実践で切り返せなかった顧客からの質問をリストアップし、スクリプトに回答を追加する。
もちろん、自身ではわからない事ばかりなので、社内にいる先輩社員に聞く、聞く、聞く。
相手がどれだけ忙しそうでも、面倒くさそうにしていても、それでも強引に時間をもらう。
それが、社会人赤ちゃんである私が、この完全実力主義の世界で生き残る為の、今できる唯一の手段だったのです。
実際の営業現場でも、先輩に同行してもらったのは初めの数ヶ月のみ、それからはたった一人でのチャレンジとなりました。
きっと、純日本企業に勤める方からすれば、とてもクレイジーな環境だと思われるでしょう。
実際に私もクレイジーな会社だと思っていましたから。(笑)
長文になってしまったので、続きはまた次回お話したいと思います。
あなたにとって、明日が今日以上に輝ける日でありますように。