スーパーのマルイ(津山市上河原)美作大(津山市北園町)食物学
科が共同開発した弁当の「十品群が入った健膳十味弁当」が完成し、
マルイ店舗で販売を始めました。低栄養や身体機能の低下などの予
防に効果的とされる肉、魚、野菜といった10種類の食材を使用。季
節感も味わえる一品に仕上げました。
(この記事は9月28日付の【山陽新聞作州面】からの紹介記事です)
弁当は全11品で、ご飯は古代米「紫黒米」と黒豆、小豆、もち麦を
使った3種類。おかずはさっぱりした味付けの「鯖の竜田揚げ~黒酢
木之子あんかけ~」、マルイ販売エリアの鳥取県の牛乳を使用した野
菜蒸しなどを詰め合わせた。秋の食材を用い、小豆ご飯はクリを載せ、
デザートの白玉団子はサツマイモのあんを添えています。
食物学科4年生の3人が卒業研究の一環で、5月からマルイ社員らと商
品開発を進めました。販売開始日の9月21日は学生らがマルイノース
ランド店(津山市上河原)など3店で買い物客にPRしました。
4年川本楓子さんは「栄養バランスに配慮し、子どもや女性にも喜ば
れるメニューや味付けになるよう工夫した」と話していました。
一食538円。岡山県内や鳥取、島根県のマルイ全24店で来年3月末ま
で販売する予定です。
共同開発は2013年に同大学食物学科生が始め、20年に短期大学部栄
養学科生が引き継ぎ、今回で25回目です。