JR福山駅周辺のにぎわい作りに向け、福山市は10月25日まで1か月
間、駅南口の広場化を目指して実証実験を行っています。タクシー
乗り場などを期間限定で広場に”衣替え”し、飲食出店やイベントで
憩いの空間を創出。成果を検証し、2024年度中に策定する駅前広
場整備基本計画に反映させます。
(この記事は9月24日の【山陽新聞・エリア広域面】の御紹介です)
タクシーの乗降・待機場、バス案内所前など計1500平方㍍を活用し
て広場とし、うち450平方㍍に人工芝を敷きます。準備作業を経て
先月28日から10月20日まで開放し、飲食、休憩スペースの設置、
ワークショップや音楽ライブの開催,備後圏域の情報発信などを予
定しています。
福山市が今春、夜間の消費促進を図る「ナイトタイムエコノミー」
推進を掲げたのを受け、来場者が夕方以降も楽しめるようにする。
広場設置に伴い先月25日から順次、公共交通機関の再配置や周辺の
交通規制を行います。広場となるタクシー乗り場はサンステ福山前
の市道に移設。加えて、現在は分散している市内商業施設へのシャ
トルバスや観光バスの送迎塲を駅東のJR山陽線高架沿い市道に集約
する。
併せて、バスが滞留する高架沿い市道は、東方向への一方通行とす
る。さんすて東側を南北に走る市道約70㍍は通行止めにし、タクシ
ーの待機場となる。
市福山駅周辺再生推進課は「広場の使用、運営方法を検証し、より良
い将来デザインを描きたい」としています。
福山市は備後圏域の玄関口となる福山駅一帯について、経済、文化の
中心地として人や企業を呼び込むエリアへの転換を図っている。南口
の広場化は交通、商工業者、専門家らによる協議会を設けて在り方を
検討しており、24年度中に基本計画をまとめるとしています。