福山市などは10月、観光客に市花・バラの鑑賞スポットを巡り住民

 

と触れ合ってもらう「ガーデンツーリズム」を始めます。複数の庭

 

園が連携し、魅力的な体験や交流の創出を目指す計画で、市内の庭

 

園・花壇を紹介するリーフレット作り、案内窓口の設置、9月にガイ

 

ド養成講座を開くなど、受け入れ準備を進めています。

(この記事は8月28日の【山陽新聞・エリア広域面】からの紹介です)

 

計画「ローズマインドに出会う旅~ばらの聖地をめざして」は市などで

 

つくるガーデンツーリズム協議会が策定。地域の魅力向上を図る取り組

 

みを後押しする国土交通省の「庭園間交流連携促進計画」に3月、登録

 

された。戦後復興期にバラ千本が植えられ「ばらのまち」の原点となっ

 

たバラ公園(福山市花園町)などを訪れ、住民と交流して市が掲げる、

 

「ローズマインド(思いやり,優しさ、助け合いの心)」に触れる。

 

登録された庭園は、来年5月の世界バラ会議福山大会に向けてリニュー

 

アルされたバラ公園、バラのまちの紹介パネルを設置した緑町公園(福

 

山市緑町)など12カ所。協議会は本年度の「ばら花壇コンクール」で大

 

賞、優秀賞に輝いたクリニック、民家の庭といった7カ所を加え、計19

 

カ所を掲載したリーフレットを作成している。

 

窓口案内として10月1日、「ガーデンツーリズムセンター」(福山市南

 

本庄、084-944-7222)を開設予定。観光事業者が務めるコーディネ

 

ーターが常駐し、独自のコースや近隣の観光地も組み合わせたプランを

 

作り、公共交通機関も案内する。11月には広島観光大使らを招いたモニ

 

ターツアーを実施し、ニーズの把握とPRを進めます。

 

ガイドの養成は9月19,28、29日に座学と実地での連続講座を開く。対

 

象はバラ愛好家やタクシー運転手、市民らで先着20人。参加無料。13日

 

までに経議会事務局の福山観光コンベンション協会(084-924-2649)

 

のホームページなどから申し込む。

 

協会は「センターが旅行者の個別ニーズに応え、バラを育てる市民の物語

 

や、知られざる観光スポットに光を当てる。市内観光の多様化と滞在時間

 

の延長につなげたい」としています。