真庭市は、県から取得を目指す岡山県立真庭高校久世高地(真庭市
中島)跡地の利活用基本方針をまとめた。7・2㌶の広大な敷地を林
業、農業、はぐくみ、交流などの機能別にゾーンを分け、公民連携
による施設整備を検討し、2025年度から具体化を進める事業スキー
ム(枠組み)やスケジュールを示しました。
(この記事は【6月4日の山陽新聞作州面】からのご紹介記事です)
目指すの「真庭の多彩な人材が交流し学び合うインクルーシブスク
ウエア」。「林業・木材・木造建築教育研究」「こどもはぐくみ」
「未来をつくる交流」など六つのゾーンを設け、木材の実験施設や、
脱炭素・再生可能エネルギー研究施設、シェアオフィス、児童公園、
里山カフェなど想定される機能・施設を列挙した。
このうち、南西のはぐくみゾーンでは久世、久世第二の両保育園機能
を集約した市立認定こども園を設置する方向で調整。中央部の交流ゾ
ーンは既存の校舎棟や体育館、武道場を生かし、老朽化が進む市役所
隣の久世公民館、北町公園内の久世体育館と典武館の仮移転先として
います。
各施設の整備に関しては、公共施設の管理運営を民間に委託する「コ
ンセッション方式」などの公民連携手法を軸に検討。24年度中に連携
事業の可能性調査を行い、25年度以降に具体化するとしました。周辺
の道路や歩道整備も行います。
市総合政策部は「産業、子育て、交流を含め、市の将来を担う拠点と
して活用していきたい」としています。