岡山県生涯学習センター(岡山市北区伊島町)内の「太陽の丘公園」

 

のシンボルで、老朽化のため使用を禁止している恐竜型の滑り台に

 

ついて、県教育委員会がモニュメントとして復活させる方針を決め

 

たことが5月31日、分かりました。安全性が確保できず撤去も検討

 

していたが、長年にわたって県民に親しまれたことを考慮したもの

 

です。公園は別の大型ローラー滑り台などを新たに整備し、来年3

 

月に利用を開始する予定です。

(この記事は6月1日の【山陽新聞社会面】からの紹介記事です)

 

恐竜形の滑り台は1968年の公園開設当初から入り口付近に置かれ、

 

家族連れらの人気を集めていました。昨年6月、岡山市の保育園で

 

園児が遊具の隙間に挟まれて死亡した事故を受けた一斉点検で、安

 

全面の不備が判明していました。

 

県教育委員会によると、使用を禁止した同月以降「親子2代で使っ

 

た思い出の遊具。何とか残してほしい」などと保存を求める声が県

 

内外から寄せられ、外観は大きく変えずに現在と同じ場所で活用す

 

ることとしました。

 

モニュメントを含めた公園の再整備は、公募型プロポーザルで公園

 

や学校の遊具を手がける大久保体育器(岡山市)を選定。県教委は

 

一般へのアンケートを行った上で、完成イメージを固める方針です。

 

岡山県教委生涯学習課は「『恐竜公園』と呼ばれるほど親しまれて

 

きたので、恐竜型の滑り台は残すのが適切と考えた。リニューアル

 

することで寄り愛される公園にしたい」としています。