道交法で義務付けられている車の後部座席でのシートベルト着用に
ついて、2023年の着用率が岡山県内の一般道で42.5%、高速道路
で70.6%と、いずれも全国平均を下回ったことが、日本自動車連盟
(JAF)岡山支部などの調査で分かりました。全国平均を下回るのは
一般道で5年連続、高速道路で4年振りです。JAL岡山支部は全ての座
席での着用を呼びかけています。
(この記事は4月23日の【山陽新聞・全県版】からの紹介記事でした)
調査は、JAF岡山支部と県警が昨年10、11月の4日間に、岡山、倉敷、
津山市などの一般道16カ所と高速道路のインターチェンジ3カ所で実
施。運転手と同乗者の計8724人を目視で確認しました。
後部座席でシートベルトを着けていたのは一般道で1025人のうち436
人。着用率は前年比で7・7㌽増えたものの、全国平均(43・7%)に及
ばなかった。高速道路では272人中192人。着用率は同16・5㌽と大幅に
悪化し、全国平均(78・7を%を大きく割り込んだ。
後部座席での着用は、08年6月施行の改正道交法で義務化された。一般
道では罰則がなく、高速道路では運転手に行政処分の違反点数1点が科さ
れる。着用率の全国平均は義務化以降、ゆるやかな上昇傾向にあるものの
岡山県内では波があり、十分に定着していない。
運転席は県内の一般道、高速道路で98%以上、助手席は95%以上だった。