江戸期の港湾施設や町並みが残る福山市鞆町で、福山市は郊外に車

 

を止め、船で中心部に移動し散策を楽しんでもらう「パークアンド

 

ライド」を計画しています。交通渋滞緩和と経由する仙酔島の観光

 

客増につなげる狙いです。市営の渡船を2隻に増やし、2027年初め

 

以降に新航路での運航開始を目指します。

(この記事は4月21日の【山陽新聞エリア広域面】からの紹介です)

 

現在の市営渡船は、鞆港近くの渡船場と鞆の浦に浮かぶ仙酔島を「平

 

成いろは丸」1隻で結んでいます。計画では渡船場を2カ所に分散移転

 

し、島との3地点を巡ります。

 

2カ所は鞆町東側で整備が進む交通・交流拠点と鞆港内で広島県が浮桟

 

橋を設置.運航距離は現在の1・4㌔から1周4-4㌔に延び、現輸送力で

 

は1時間に3便あるダイヤが1便に減る貯め、1隻を新造します。

 

市は桟橋を出た船が仙酔島を経由し、もう一方の桟橋に至るルートを有

 

力な航路として検討。2隻体制で各乗り場から30分に1便出発するダイヤ

 

を想定します。24年度300万円をかけて新造船の基本設計などを進めま

 

す。

 

東側の乗り場予定地では、県が約100台の駐車場を備えた拠点₍約9400

 

平方㍍)を整備しています。市は車を停めて渡船に乗ってもらい、県が

 

整備する鞆未来トンネルとの相乗効果で、道が狭い町中心部に流入する

 

車両の減少を期待しています。