山陽自動車道吉備スマートインターチェンジ(岡山市北区今岡)で、

 

岡山市と西日本高速道路(大阪市)が進める機能強化工事が2025年

 

度の完成見通しとなった。大型車の通行を可能とし、利用時間の制

 

限を撤廃する内容で、国土交通省がアクセス道となる国道180号総

 

社一宮バイパスを連動させる形で整備。市などは山陽道から岡山港

 

周辺に行き来しやすくなるとしており、物流の結節点として優位性

 

アップにつなげたい考えです。

(この記事は2月7日の【山陽新聞・エリア広域版】からの紹介です)

 

吉備スマートICは吉備サービスエリア(SA)内の自動料金収受システ

 

ム(ETC)専用料金所で午前6時~午後10時に普通車と軽自動車、二

 

輪車のみ通行できます。総社一宮バイパスの延伸で大型車がアクセス

 

しやすくなることから、市などが23年度中に機能強化に着手。料金所

 

を大型車対応に整備した上で、24時間通行できるようにします。

 

一方、岡山市と総社市を結ぶ総社一宮バイパス(総延長15・9㌔)では、

 

吉備スマートICに近接する0,7㌔区間(岡山市北区一宮山崎~同今岡)が

 

25年度に開通予定。国交省は当初開通を24年度としていたが、スマートIC

 

より先に開通させると周辺道路に大型車が流入して混乱を招く恐れがあると

 

して時期をそろえました。

 

岡山市や国交省によると、吉備スマートICの機能強化に加え、総社一宮バイ

 

パスや岡山環状南道路(岡山市南区藤田~同古新田、2・9㌔)の整備が進め

 

ば、山陽道から物流関連施設が集積する岡山港周辺への所要時間が現在の約

 

53分から約26分に短縮できるという。岡山IC(岡山市北区富原)周辺の国道

 

53号では大型車などによる渋滞が慢性化しており、吉備スマートICに誘導す

 

ることによる渋滞緩和もみこんでいます。