岡山県は大阪・関西万博と瀬戸内国際芸術祭の開催が重なる2025年

 

を見据え、県内への誘客につなげる観光コンテンツの増強に乗り出

 

します。24年度は滞在型観光の推進を目差し、人気映画ゆかりの地

 

を巡るツアーや隣県と連携した食のイベントなどを新たに企画する

 

とともに、市町村からアイデアを募ります。秋に観光キャンペーン

 

として一斉に繰り広げる計画です。

(この記事は1月31日の【山陽新聞・エリア広域面】の紹介です)

 

岡山県によると、県内観光は新型コロナウイルス禍を経て需要が高

 

まる一方、日本人旅行客の消費単価は全国下位にとどまるとの国調

 

査もあり、いかに収益性を高めるかが課題となっている。岡山県は

 

昨年11月に策定した「観光羅針盤」でツアーや体験型イベントを充

 

実させ、滞在時間を延ばして飲食・宿泊による消費額アップを図る

 

ことを掲げた。

 

計画では映画ゆかりの地をファンが旅行する「聖地巡礼」の人気の

 

高まりを踏まえたロケ地ツアーを企画。昨年映画化された岡山が舞

 

台の漫画「推しが武道館いってくれたら死ぬ」などとのコラボレー

 

ションを検討する。町歩きと謎解きを組み合わせた体験型イベント、

 

岡山、香川県のご当地グルメをそろえた催氏も行う。一方、岡山県

 

内の市町村から企画を募り、県が開催経費を助成する制度を創設す

 

る。

 

キャンペーンに向けては、県と市町村による催しを紹介するパンフ

 

レットを作成。9~11月に県北部を舞台に開かれる「森の芸術祭 晴

 

れの国・岡山」に合わせて展開し,誘客の相乗効果を狙います。

 

大阪・関西万博は25年4~10月に人口島・夢洲(大阪市)であり、

 

県内の年間観光客数の2倍近くに当たる2820万人の来客が見込まれ

 

ます。