昨日は終日何だかはっきりしない天候でしたが、今日は太陽こそ見えま


せんが雨の心配はなさそうな岡山地方です。



ここからが今日の記事になりますが、行楽の秋も間近に成って来ました


時を同じくして高梁市と倉敷市玉島が観光振興への取り組みをスター


させました。秋の観光シーズンに向けて?みたいな気もしますが、皆様


方にも岡山県に足を運んで頂きたいものです。

(この記事は9日の【山陽新聞・日曜ワイド】から画像もお借りしました)

 



先ずは高梁からご紹介していきましょう。高梁市内の商工・観光団体で


つくる「高梁市観光戦略アクションプラン推進協議会」は市内の観光資


源を絵柄にした、オリジナルシールの販売を始めました。(下の画像を


上から順番に紹介しましょう)






備中松山城や吹屋ふるさと村、特産品などをかわいらしくデザインして


おり、高梁の魅力を伝える新たな土産物としてPRします。



備中松山城や城下町が題材の「雲海に浮かぶ備中松山城」、吹屋ふる


さと村にちなむ「ベンガラ色の町吹屋」、特産品や備中神楽などを取り上


げた「備中高梁」の3シリーズです。陶芸家の田辺明架里さん(高梁市成


羽町下原)が絵柄を手掛けた和紙製シールが、各シリーズのテーマに合


わせて10種類ずつ計50枚入っています。



絵柄はシリーズ間の重複を除き全27種類です。丸みを帯びた形状にし


たり、備中松山城や並び立つ2本の巨岩・夫婦岩に目や口を入れてキャ


ラクター風にしたりと「女性や子どもが親しみを感じられるよう心掛けた」


と田辺さんは語ります。いずれも縦横2.4㌢以内も大きさで、ノートや手


帳の飾り付けなどに使えるようになっています。1セット450円で市観光


協会で販売しているほか、市観光駐車場や市図書館でも順次扱うことに


しています。



続いては倉敷市玉島の通町商店街入り口に、懐かしいホーロー看板がず


らりと並ぶ掲示板が登場しました。”昭和レトロのまち”をアピールする同商


店街の文字通りの看板に―と、商店主でつくる商店会が設けました。商店


主たちは「先ずは昔懐かしい商店街のイメージを浸透させたい」と、今後の


活性化にも知恵を絞って居ます。




これまで地域イベントのチラシなどを掲示する場所がなく、空き店舗のシャ


ッターなどに雑然と貼られていたことから企画しました。商店街入り口の空


き店舗2軒の軒先に配置し、商店街の顔としても活用することにしました。


掲示板は高さ約4㍍、幅約3.5㍍です。木の板に玉島港からイメージした


青緑色の塗装を施しました。目を引くのが13枚のホーロー看板です。往時


のレトロな雰囲気が広がり、昭和建築が並ぶ商店街と調和しています。



もちろん、地域の情報を発信する本来の役割もバッチリです。通町商店街


や玉島地区で行われるイベントのチラシも多数掲示し、地元の盛り上げに


一役買って居ます。



「通町商店街の顔にふさわしいものが出来た」と通町商店会の別所美治会


長は語ります。来年度以降は、掲示板向かいの空き店舗をリノベーションし


て駄菓子屋を誘致し、商店街の再生につなげていく計画で、「通町が元気に


なれば、地域が活気づくはずです。新しい掲示板を、商店街が少しずつ変わ


っていく第一歩にしたい」としています。