昨年も開催された「京都非公開文化財特別公開」(朝日新聞社特別協力)
については、5日のブログの冒頭でチラッと触れさせて頂きましたが、書き
かけの講演録が終わりましたので、紹介させて頂こうと思います。
昨年の5月に朝日新聞さんの取材が有り、それをきっかけに年に1か月
だけという約束で購読しています。昨年も同じ時期に、同じような特別公
開が有り、10月6・7日にご紹介していました。箇所数も今年と同じ21
箇所での公開でしたネ。
朝日新聞社特別協力の
「京都非公開文化財特別公開」です。
京都の秘宝を訪ねる「京都非公開文化財特別公開」が10月28日~11
月7日、京都市と京都府八幡市の21カ所で実施されます。伝統の社寺
に近代建築のキリスト教会も加わり、京都の奥深い魅力を再発見する
チャンスとなりそうです。(拝観料収入は文化財の修理や保存に役立て
られています)
期間 10月28日(金)~11月7日(月)
但し、上賀茂神社、冷泉家、下鴨神社、法然院、松花堂庭園・美
術館は期間が異なります。
時間 午前9時~午後4時(拝観受け付け)
松花堂庭園・美術館は午後4時30分まで受け付けます)
拝観料 (1か所に付き)大人800円、中高生400円
東寺講堂・五重塔は高校生700円、中学生以下500円
主催 京都古文化保存協会(075-754-0120)、公開寺社など
以上が特別公開の概要です。
それでは公開場所と公開文化財や所在地などを紹介していきましょう。
記事内容は10月4日付の【朝日新聞】よりのご紹介です。
◆上賀茂神社(かみがもじんじゃ)・最寄バス停=上賀茂神社前
「源氏物語」や「枕草子」にも登場する京都最古の神社
公開文化財・本殿(国宝)
賀茂別雷神社(重要文化財)
(公開期間10/17~11/7)
◆妙蓮寺(みょうれんじ)・最寄バス停=堀川寺ノ内
長谷川等伯一派の障壁画を旧来置かれていた奥書院で特別展示
公開文化財・障壁画「松桜図」「柳図」「鉾杉図」(重要文化財)
十六羅漢石庭
◆清浄華院(しょうじょうけいん)・最寄バス停=府立医大病院前
浄土宗の総大本山8ヵ寺の一つで、不動信仰で知られる
公開文化財・四明普悦筆阿弥陀三尊像(国宝)
泣不動縁起絵巻
◆廬山寺(ろざんじ)・最寄バス停=府立医大病院前
藤原兼輔の邸宅で、ひ孫の紫式部が「源氏物語」を執筆した
公開文化財・元山大師坐像
御前立鬼大師像
◆冷泉家(れいぜいけ)・最寄バス停=烏丸今出川
歌聖藤原俊成らを祖とする和歌の家で、現存唯一の近世公家住宅
公開文化財・冷泉家住宅(重要文化財)
公家女性の衣装
(公開期間11/3~11/6)
◆下鴨神社(しもがもじんじゃ)・最寄バス停=下鴨神社前
奈良時代以前から信仰され、平安時代に都の守護神としてあがめら
れた
公開文化財・東西本殿(国宝)
三井神社(重要文化財)
(公開期間10/17~11/7)
◆法然院(ほうねんいん)・最寄バス停=南田町又は浄土寺
1680年、念仏道場として創設。阿弥陀如来前に25の生花を配する
公開文化財・狩野孝信襖絵〈重要文化財)
阿弥陀如来坐像
(公開期間11/1~11/7)
未だ三分の一の紹介しか出来ていませんが、その2に続きます。