今日は岡山新選組準備会の幹事会・定例会で、少し前に帰宅しました。

先ずお知らせしたいのは、予ねて計画していた、オープン講演会が決まりました。


昨年から計画していたのですが、(ブログでも何回か書かせて頂きましたが)八重

を取り巻く多くの人物が、網の目のようにいろんな形で岡山とつながりを持っている

と言う事実です。しかし、殆どの岡山の皆さんが、それをご存知ないという…。

龍馬暗殺の黒幕とも言われる、最後の岡山区長は、会津の藩侯・松平容保のもとで

実質的に新選組を差配した人物です。その孫は米沢藩家老の嫡男、甘糟鷲雄と結婚

しますが、その娘初子は11~12歳で両親をうしない、祖父である手代木直右衛門に

引き取られて、現・津山市の鶴山小学校に通って居ますし、成人して八重の養女と成り

新島襄が最も信頼していた、同志社校長心得・広津友信と結婚、同志社を辞し、岡山に

開校された第六高等学校で教鞭をとっています。その時の同僚には大河にも登場した

容保公の側近・秋月悌次郎の婿養子も居たのです。


一方八重と結ばれた新島襄は、密航してアメリカに渡航する以前、備中松山藩と深い

つながりを持ち、密航に際しても板倉勝静の支援が有って、日本を脱出できたのです。

その現・高梁市のキリスト教会の設立には、同志社・熊本バンドのメンバーで、八重の

兄・山本覚馬の娘、峰と結婚していた伊勢時雄も支援した結果が、現在の教会なので

す。そうした関連から、現存する「山陽女子高校・中学校」の前身で、八重が白虎隊に

就いて講演をしていた事も判明して居ます。


こうした会津一派、手代木ファミリー新島襄関連の人物など、八重や同志社を語るのに

岡山は外せません。


そんなつながりを、少しでも多くの皆様に知って頂きたいと、一昨年秋から調べた事を

お伝えしたいと、会の勉強会から幅を広げて、一般の皆様方にも参加して頂けるように

オープン講演会という形で開催することに決まったので、謹んでお知らせします。

           記  

  演題  「八重と岡山」  (「八重の桜」を取り巻く人物達と岡山)
  
     講師  岡山新選組準備会顧問  長倉 達郎(新選組・永倉新八源載之生家子孫)

  日時  平成26年3月16日(日)  午前10時~12時

  場所  岡山市民会館 4階 大会議室  
    (市電・城下から徒歩2分)  なるべく公共交通機関でお越し下さい。