結局またまた「美作国建国1300年」関連に成った仕舞いました。

岡山県津山市がその中心都市ですが、良く知られているのは、B’zの稲葉浩志君(なれなれしいと

思はれそうですが、彼とは46年位前のご幼少の頃、泣いて居る彼をなだめたり…という間柄です。)

の出身地で、イルカさんのご主人も近くの出身で、地元のイベントとかにも見えて居るんですヨ。

そんな津山は津山藩が統治して居て、その時代の城は、明治7年に「廃城令」によって、石垣だけを

残して取り壊されて居ます。全国には多くの城が残っているのに、津山の「鶴山城」だけがどうして?

という想いは今も多分地元には根強いのでしょう。

そんな想いを持った地元での様子を、今日8月20日付けの【産経新聞】が伝えて居ます。


既に姿を消しているようですが、「美作建国1300年」も後押しし、今月2日から18日までに期間限定

ながら、絵図でしか知らなかった幻の天守閣がよみがえったのです。実物の2分の1サイズで、発泡

スチロール製の「模擬天守閣」でした。残されていた図面をもとに忠実に復元されたその姿は、”あり

し日の津山城”を髣髴させた。津山市民らは長年抱く「津山城」復元への夢を大きく膨らませて居ま

した。その津山城は初代藩主・森忠政が、今の北九州・小倉城をモデルにし、13年の歳月を掛けて

元和2(1616)年に完成された物でした。城壁だけが残された城跡は、現在は約1000本の桜が咲

く、「鶴山公園」として親しまれています。


模擬天守閣の復元は、津山青年会議所(津山JC)中心となって取り組んだものです。

高さ約9㍍、幅約10㍍で、古図面に沿って市内の建築士が設計した図面をもとに、JCメンバーと、

市民や学生ボランティアら約300人の手で作りあげた5層の姿は、まちのランドマークとして輝いた。

「やっぱり、あったら良いですね」 「津山は城下町だったんなと、改めて感じます」など、天守閣を見

上げる市民の声は誇らしげだったと、記事は伝えて居ます。


構想は昨年の元日に始った。JCの新年会で話題に成ったことが共感を呼び実現へと動き出した。

「まちを元気にしたい。その為には天守閣復元は実現させたい長年の夢。模擬天守ならできるんじ

ゃないか。「美作国建国1300年記念事業」に乗ろう。今がチャンス。みんなの気持ちが一つに成っ

たんです。と、津山JCの光岡宏文理事長は話した。

奈良県大和郡山市で15年前に再現された模擬天守閣のことを知り、ノウハウを学んだ。市も賛同

して、総事業費300万円のうち、半額を補助してくれたという。                                                                                                        

完成式で光岡理事長は「みんなの想いで完成できた。天守閣を見上げ、郷土に誇りと愛着を持って

貰えれば。そしてこの模擬天守閣が、実物再現へと動き出す起爆剤と成れば嬉しいと呼びかけた。


しかし、津山城天守閣復元には、一説に30億円とも言われる費用がかかる。駐車場など周辺整備

が十分ではない事も有り、実現への壁は高い。今の城址「鶴山公園」は、桜の季節だけに観光客が

集中すると言うのが現状です。


復元のためなら、一口城主になって寄付したい、という市民も多いと言う。幸いにも津山には当時の

図面も写真も残されている。城が残っていれば「世界遺産」とも言われる津山城。”模擬”を復元への

第一歩としてほしい。と、記事を締めくくっています。


      実は貴人的にも、津山は妻の実家の有るところ。数々のハードルを飛
      び越えて何とか実現して欲しいが、ダメとしても復元に向けてスタートを
      切るところだけでも見届けたいものです。間に合うように早くして~ッ!