「今日、すっごいいい夢見たの〜♪」
朝、
娘がうれしそうに起きて来ました。
「どんな夢なの?」
「夢の中でね、私が泣いてるの…」
夢の中で、
泣いている自分を見つけた娘。
そこは少し前の過去の世界。
少し先の未来から来た娘。
『どうしたの?』
『学校が怖くて行けないの』
『そっか…
でも大丈夫だよ!必ず行けるようになるよ!』
『吐いたりしないから大丈夫!』
そう泣いてる自分に伝えた。
そこにいた私には
『お母さん、
今一番つらいと思うけど大丈夫だからね』
と言ったそう。
私、ボロボロと涙を流してうなずいていたらしい。
そして最後に自分に向けて
『がっ・・・』
と、言葉を発した瞬間目が覚めたそう。
「なんて言いたかったんだろう?
自分になんて言ってあげたんだろう?」
霞んでいく夢の断片をつかもうとする娘。
娘はあの時の自分に
どんな言葉を伝えたんだろうか。
