息子が体育大会で青春を謳歌しているその時…
私は体育大会のボランティアをしながら
息子を観戦していました。
PTAがないのでできる人がボランティアとして手伝います。
久しぶりに会ったDくんのお母さん。
Dくんは息子の小学校からの友人で今は野球部でも一緒♪
お互いの思春期男子あるあるの話で盛り上がる(笑)
朝シャンするようになったとか(笑)
そんな中、Dくんのお母さんが
「息子くん、体の方はどう?いい感じ?」
と聞いてくれました。
もし、私が逆の立場だったら、
こんな風に聞くことができるだろうか?
それはとても勇気のいることだと思う。
心で思っていても言葉にするのには
かなりの勇気が必要だと思う。
Dくんのお母さんの
勇気とやさしさが伝わってきました。
「うん!うん!大丈夫だよ!
血糖値コントロールもうまくいってるよ〜」
私がそう答えると、
「そっか!そっか!」
と、にこにこ笑ってくれました。
『やさしさの芽がふいたんだ』
その時そう思い、うれしくなりました。
息子が1型糖尿病を発症し、
絶望と悲しみでのたうち回る中
それでも歯を食いしばって種をまいた。
息子や
1型糖尿病について知ってもらいたくて
無我夢中で種をまき続けた。
その時の種から
『やさしさの芽がふいた』
これからその芽が
大きく成長し花を咲かせる。
そして、
いつか息子が社会に出たその時に
実を結ぶことを願っています。