息子の友人Tくんは、
「1型糖尿病は治る!」
とあれからずっと信じてくれています。
ある時Tくんが息子に、
「1型糖尿病、もう治った?」
と聞いてきてくれたことがあったそうです。
するとそれを聞いていた隣のクラスの女の子が、
「T!そう言うことは言わないよ!」
と怒ったそうです。
女の子はきっと、1型糖尿病のことをとても勉強してくれていたのだと思います。
そして、
「今は治る病気ではない」
と知った上で、息子がこれ以上傷つかないようにとかばってくれたのです。
息子はTくんと女の子に、
「ありがとな!」
と声をかけたそうです。
その話を息子がしてくれた時、
「息子はどう思ったの?」
と聞いてみました。
すると、
「オレはどっちの気持ちもうれしかったよ!」
と言いました。
私もTくんの気持ちも女の子の気持ちも
とてもうれしくて、また泣きそうになりました。
周りの友人に大事に思われて、
その気持ちを優しく受けとめることのできる息子が、とても誇らしく思いました。
昨年の緊急事態宣言中、血糖値コントロールのため朝の散歩が日課でした。
このブレボーに乗ると、血糖値がいい感じに下がります。
久しぶりに隣のクラスの男の子に会うと開口一番、
「息子くん!1型糖尿病治った?」っと聞いてくれました。
休校期間中も息子のことを心配してくれてたんだね。