1型糖尿病のことや息子の新しい生活のことを聞いた子供達は、どのお子さんも真剣に受け止めて、息子の力になってくれていました。

 

いつもは学校で配られたプリントを自分から出したことがなかったお子さんが、帰宅するとすぐに私の作成した資料を出してきて、1型糖尿病のことについて説明してくれたそうです。

 

野球好きなご家庭では、1型糖尿病を発症しながらも阪神で活躍する岩田稔選手の話をしてくださったそうです。

 

我が家に遊びに来た友達からは、

「お母さんが泣きながらプリント読んでた」

と教えてもらいました。

 

どのご家庭でも真剣に1型糖尿病を知ろうとしてくださって、息子や私達家族に寄り添ってくれました。

 

 

普段は小学生男子らしく、面白い話で盛り上がり、給食のお代わりを競い合い、休み時間はガチでサッカーをしているような友人達ですが、

息子が少しでも具合が悪そうだと、

「息子!血糖値計りなよ!」

と声をかけてくれていました。

 

 

退院してすぐの頃はリブレを首から下げていたので、それを見た低学年のお子さんが、

「それ何?」

と聞いてきたことがあったそうです。

 

その時息子は説明するのがおっくうで黙っていたら、一緒にいた親友のEくんが、

「息子はね、1型糖尿病って言う病気でね、これは血糖値を計る機械なんだよ。

糖尿病って言っても、普通の糖尿病とは違うんだよ」

と説明してくれたそうです。

 

 

この日帰って来た息子が、

「Eはオレの病気のことちゃんと分かってくれてる!スゲーうれしかった!」

と言っていました。

 

 

私は息子が1型糖尿病を発症して以来、息子の友人達に感謝しない日はないくらいです。

 

 

娘も息子の一番の理解者。

いつもそっと息子に寄り添っています。

「あ~、もう!兄が心配だから大人になってもこっそり見守らなきゃ!」と言っていましたが、

兄も全く同じことを思っているよ…

 

 

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