担任の先生が来た同じ金曜日、今度はサッカークラブのUコーチが来てくれました。

 

Uコーチは息子が1年生の時から指導してくれています。

 

 

電話で、

「クラブを休む」ことと、

「1型糖尿病と言う病気で入院している」ことを

伝えてありました。

 

 

とても厳しいUコーチ。

Uコーチが来た途端、息子はベットの上で背筋を伸ばして座っていました。

 

 

学校用に作成した資料を渡し、発症に気づくまでの経緯と、一型糖尿病についての説明をしました。

 

私は、

「サッカークラブを辞めるように言われるのではないか…」

と不安に思っていました。

 

 

説明が終わるとUコーチが、

「実は私…

別の会場で1型糖尿病の子を指導しています」

と言いました。

 

 

息子も私も目を丸くしました。

 

 

そして、

「息子も大丈夫!

これからもサッカーを一緒にやろう!」

と言ってくれました。

 

 

100,000人分の2人

 

 

私はまるで奇跡を目の当たりにしたような気持になったのです。

 

 

退院から2か月後。クラブ内で学年別の大会があり、

息子たちのチームが優勝しました。

この時、もう1人の1型糖尿病の子にも会うことができました。その子がいてくれたから、息子はサッカーを諦めずに続けられたと思います。

本当にありがとう!

 

 

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