この間私は子供たちの前では普段通りに過ごしていましたが、子供たちを幼稚園と小学校に送り出した後は、
泣いたり
ネットでひたすら1型糖尿病について調べたり
また泣いたり
息子のためにがんばろう!と思ったり
次の瞬間には恐怖に襲われて、また泣いたり…
と落ち着かない状態でした。
何を食べても味が感じられず、食欲もありませんでした。
そして夜になると子供たちの寝顔を見ては、わんわん泣いていました。
日中一人でいると不安で仕方なくなり、Nちゃんに電話して話を聞いてもらっていました。
そしてNちゃんに
「K先生がAセンターか、B大学病院に紹介状が書けるって言ってたの」
と伝えました。
すると
「Aセンターの方がいいかも知れないけど、ちょっと調べてみる!」
と言いました。
偶然にもNちゃんはAセンターの小児科病棟で長く勤務経験があったので、1型糖尿病の受け入れ実績がどのような状態になっているか調べてくれたのです。
その結果
Aセンターは1型糖尿病の実績があるものの
つい最近その実績のあるドクターが別の病院に行ってしまい
新しい体制になってからは1型糖尿病の受け入れ実績がない
とのことでした。
「この状態で息子くんを入院させるのは、私は勧められない」
とキッパリ言われました。
「知り合いのナース、ドクターにも相談したけど、小児専門病院のC病院がいいと思う!
もしK先生がC病院に紹介状が書けないようなら、D小児科の院長先生ならC病院とつながりがあるから、院長先生に書いてもらおう!」
私が泣いてめそめそしている間に、Nちゃんはものすごい勢いであっちこっちに掛け合って、病院を探してきてくれたのです。
Nちゃんのおかげで、血液検査の結果が出る前に入院する病院に目星が付けられ、先の見通しがついた私は少し前向きに考えられるようになっていきました。
体を冷やさないように、と腹巻をして寝ていました。
息子はこの腹巻に『キュッキュ』と言う名前を付けて入院先にも持って行きました。
名前が付いていると知ったのは、退院してしばらく経ってからでした。