- 100円のコーラを1000円で売る方法/永井 孝尚
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
「100円のコーラを1,000円で売る方法」を読了した。
簡単に言うと、マーケティング論を物語風にわかりやすく書かれている。
ストーリー性があるため、非常にわかりやすかった。
軽くネタバレが入るので、これからこの本を読もうと思っている人は、このエントリーは読まない方がいいかもしれませんです。
ストーリーは、とある会計ソフトを開発している会社のお話で、当然フィクションである。
敏腕営業レディー「久美」が商品開発部に異動するところから始まる。
商品開発部には、定年まじかのマーケティングには明るくない部長と、3年前に転職してきてマーケティングの知識が豊富な与田という社員がいる。基本部長は、与田に全権委任している感じだ。
物語は、敏腕営業レディーのちょっと反発的な「久美」に対し、与田がマーケティングの知識を用いて、正しき商品開発フローを教えていくという流れである。
まあ軽い「もしドラ」的な感じですかね。
わかりやすく、2時間弱で読めるので、あまりマーケティングの知識がなくてこれから勉強したいと思っている人には非常におすすめできる書籍だと思います。
この本で得られることは以下の様な感じですかね。
あくまでも僕の主観ですが。。
1.顧客満足の定義
2.顧客の価値の探し方
3.競合他社との差別化ポイントを探す方法
4.「カスタマー・マイオピア」(お客の言いなりになること)からの脱却方法
5.「プロダクトセリング」と「バリューセリング」の違い
6.コミュニケーション戦略の方法
7.イノベーター理論とキャズム理論についての理解
上記項目5がこの本のタイトルになっているところですね。
うちの会社の新人マーケッターに是非読ませたいと思っています。
おすすめ度 ★★★★★