「あの頃はよかった」はなし(1)みんなのうた60年 | (新)なごやん

(新)なごやん

名古屋からJリーグ アルビレックス新潟に熱い思いを送ります。旺盛な好奇心そのままに、アルビネタに留まらず、鉄道、芸術、SWL(短波・海外放送受信)、昆虫、等々、思いつくまま書いていきます。
これまでの「なごやん」にログインできなくなったため、こちらで続けます。

 今年はNHKテレビのシリーズ番組「みんなのうた」が始まって60周年ということで、NHKでは特集が組まれたりしています。

 それに呼応するわけではないのですが、私のこの記事は別個に用意していたものの、最初のドラフトのままになっていて、遅ればせながら、これを機会に今日アップすることにしました。

 

 私の母親は私が小さい頃からいろいろな「わらべ歌」を教えてくれ、今も思い出の中にあるのですが、それとは別に「みんなのうた」で紹介された曲にもとても興味を持ちました。この番組を通して、とりわけ外国の民謡、民俗音楽への関心が深まりました。

 

 1961年4月に開始されたこの番組では返信用切手を貼った封筒をNHKに差し出すと、楽譜(隔月発行)を送ってもらえました。私もそうやって楽譜を手に入れました。

 私の手許にある最も古いのは初年度の最終版、1962年2月、3月のものです。

 

 楽譜は折りたたみ式、フォルダー型の作りでした。

 当時の歌で私の印象に最も強く焼き付いているのはペギー葉山さんが歌った「調子をそろえてクリック・クリック・クリック」で、オーストラリア民謡(ただし、原曲は米国製)の「Click Go The Shears」の日本語版です。オーストラリアでは「ウォルツィング・マチルダ(Waltzing Matilda)」の方が馴染み深いようですが、日本では、「調子をそろえて・・・」の方が有名になりました。

 

 1963年度からは、この楽譜は中央をステイプルで閉じた見開きになりました。

 この年の終わりに知ったスイス民謡「アルプスの谷間(Emmenthalerlied)」をスイス放送のMelody Trainにリクエストし、放送してもらったことは以前書いた通りです。ヨーデルの響きを心地よく感じました。

 

 私はこの楽譜を1968年10・11月分まで持っていますが、その後はありません。なぜそこで止まったのかよくわかりません。

 ただ、私が海外放送にのめり込んでいた時期と重なります。「みんなのうた」から「外国の民俗音楽」へというところでしょうか。あるいは、下に書いたように、楽譜が有料化されるようになったことと関係があるのかもしれません。

 

 1969年からは楽譜だけでなく、さまざまな話題を盛り込んだ「NHKテキスト」として有料出版されることになりました。

 

 私は1981年に発行されたこの1冊だけを持っています。なぜこの1冊なのか?これも理由は不明です。

 

 今ではこの番組を視ることは私はほぼありませんが、視ていた当時の歌のメロディーはほとんど全て覚えていて、空でくちずさむことができます。ただし、すぐには歌詞が出てこない曲も多々あります。

 とはいえ、覚えた曲は1960年代で止まっています。ですから、先日放送されたNHKの特集番組で紹介された歌は私にっては「最近のものばかり」でした。

 

  お星さまひとつプチンともいで・・・(1961)

  ひばりのこ すずめのこ 飛びながら何を見た・・・(1963)

  トム・ピリビはふたつおうちを持っている・・・(1965)

 

 どれもいい歌です。

 

 と、日本昔話でした。

 

相互リンク⇒アクティブなごやん

 

人気ブログランキングに参加しています⇒

 

ここもクリックお願いします⇒