この地方のブロック紙である中日新聞(東京では東京新聞)のスポーツ欄に宮本武蔵の「五輪書」に倣った「新・五輪書」という連載記事があります。
先月最後の3日間(1月29~31日)は総括の巻で「岡田武史さんに聞く」でした。
私は、サッカー日本代表の岡田元監督を好きなわけでもありませんし、彼の言うことやることの全てに納得しているわけではありませんが、そうは言っても日本代表を率いた人ですから、元監督の話を聴くのは意義あることです。
ということで、この連載を読んでみました。
日本の社会におけるスポーツを見渡し、一貫しているのは最初の記事(上)のタイトルにある「自立(国民も選手も自立を)」です。これには私も同意します。「右向け右。」と言われたら、ずっと右を向き続けるようではいけません。
それと、スポーツは勝負である以上、勝つためにベストを尽くすという意見にも賛成です。「勝つことではなく参加することである。」と強調する方もおられるようですが、競争である以上、勝利を目指すのは当然です。ただ、1対1のトーナメント戦においてはステージ(1回戦、2回戦・・・準々決勝、準決勝・・・)毎に半分は負けるわけですし、それは結果であり、お互いリスペクトすることも必要でしょう。
岡田元監督の話は「上意下達から守破離へ」、「同調しない勇気と自信」と続きます。
私が「日本で最も面白くないスポーツ紙のひとつ」(失礼)と思っている、兄弟紙の「中日スポーツ」と違い、"本家"のこの新聞のスポーツ欄には往々にして読み応えのある記事が掲載され、このシリーズも一例です。未読の方はご家庭、図書館、Webなどでご一読されることをお勧めします。サッカーファンでなくてもうなずける部分があると思います。
相互リンク⇒アクティブなごやん(ハンブルガーSV、DFBポカール準々決勝進出)