ニコン F3用ファインダー 前編 | カメラの自由研究

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東ドイツ製カメラの備忘録の予定でしたが、所有するカメラの個人的意見の方が多くなりました。

1980年から2000年まで20年間製造されたF3用ファインダーをまとめてみました。

全てをフォローしきれていないかもしれませんが、ほぼカバー出来ていると思います。



DE-2 アイレベルファインダー

1980年3月発売のF3に標準装備されたファインダー。

視野率はほぼ100%。ペンタプリズムの反射面に銀蒸着を施して明るく見やすい視野を確保している。

ファインダー視野率:ほぼ100%

倍率:0.8倍(50mmレンズで♾️のとき)

標準価格:¥12,000、1996年からは¥13,000




DE-2にはシューを装着する改造がされた個体があります。シンクロ接点が見えますがカメラボディー側まで繋がれていないため、所謂コールドシューになっています。




DE-3 ハイアイポイントファインダー

1982年3月発売の〈ニコンF3ハイアイポイント〉に標準装備されたファインダー。

接眼部から約25mm目を離しても、全視野をケラレなく見ることが可能。眼鏡をかけたままでもファインダー像が見やすくなっている。

ファインダー視野率:ほぼ100%

倍率:0.75倍(50mmレンズで♾️のとき)

標準価格:¥22,000、1996年からは¥24,000





DE-4 F3/T用ハイアイポイントファインダー(チタンカラー、ブラック)

ボディとのセット販売のみ。

外装以外はDE-3と同じ。

チタンカラーは1982年12月発売、1988年まで製造。ブラックは1984年9月発売。




DE-5 F3P、F3Limited用ハイアイポイントファインダー

ボディとのセット販売のみ。

TTL調光不可。

F3Pは1983年発売。F3Limitedは1993年10月受注販売




DX-1 AFファインダー

1983年4月発売のF3AFに標準装備。F3AFは1988年まで製造。

DX-1AFファインダーは、1991年に終売。

電子回路や専用AFマットスクリーンが内蔵され、F3AFではオートフォーカスが、他のF3ボディに装着するとフォーカスエイド撮影が可能。ピント表示・警告は視野枠の下部に表示される。

ファインダー視野率:約92%

倍率:0.8倍(50mmレンズで♾️のとき)

標準価格:¥110,000






続きは後編をご覧下さい。

https://ameblo.jp/new-golgo13/entry-12834729764.html



2024.2.22

DE-2とDE-4に記事と画像を追加しました。