最近担当営業所からよく回ってくるメッセージの中に「傷チェックの見落としが目立ちます」と言うのがあります。傷チェックとは引取時と納車時で傷が増えていないかを確認する作業ですが引き取り時に見落としがあると納車時に傷が増えるわけですから当然回送する人間の不注意で傷が増えたとなります。

 

 ところがこの傷チェック、時間もかかるし条件によってはそれも共感できる部分はあります。

1.深夜の引取

2.逆に朝方・夕方(強い光)

3.雨の日

4.汚れがひどい

等の傷チェックは大変なんです。

 

 車の色によってもチェックが厳しい状況が発生しますがさしずめ黒色の車の雨の夜などは正直小傷はその小傷を雨水が流れますので恐怖です。最初の頃は特記事項に「雨の為傷チェック難」と書いていましたが上記担当営業所から「傷チェックの見落としはお客さんから見れば理由にならない」と追加メッセージが来ました。

 

 あまけに一部駐車場ではしゃがめる場所すらないくらい駐車スペースはカツカツ、乗り込みが必要な左右はドアが開けられるスペースがギリギリで確保されていますが前後は人が入れない場合も多い。広いスペースに出せればイイのですが通路に出せば出したで駐車場スタッフが「邪魔」と言う顔をしていますからこの仕事を永く続けるには諦めるしかありません。

 

 あとどこを走ってきたのかは知りませんが泥だらけのボディーの傷チェックを見落としなく、と言われても戸惑います。「見落としがない傷チェックをそこまで望むのであれば洗車してから引き渡して下さい」が本音です。しかし引取側店舗には洗車する義務はありませんから現実上無理です。

 

 一言で「見落としなく」と言われても環境を改善するつもりは無いようですから運に任せるしかない事も頭に入れます。