小さいころ田舎で育ったので海や山を遊び場にしていたせいで結構走る・飛ぶ等の基本運動は得意でした。しかし複式学級では野球やサッカーなどの球技は人数不足になる為独特のルール(野球の一人打ち:アウトにした人が次のバッターや高学年と一緒なので外野が5人いたりしました)が存在し私はそれがどこでも通じるルールと思っていました。

 

 小学校で転向した話は以前しましたがクラスメートで遠足などでやったソフトボールなどルールが分からずオロオロするばかり…。後でわかった事ですが自分は運動神経が悪いのではなくスポーツに興味が無かった為、全てのスポーツのルールを知らなかったんだと判断しました。しかしながら特に運動神経が良いとも言えず…だったのですが走る・飛ぶ・泳ぐ・木に登るなどは人並みに出来ました。

 

 8月の転校生で9月の運動会のクラス対抗リレーの選手を選ぶ時、予選で思いっきり走りリレーの選手に選ばれかけたのですがクラスのいじめっ子に呼び出しをくらい「わかっとるやろな」と数人に囲まれ脅された。まあバトンの練習とかあって「父の水揚げの時間に遅れるかもしれん」と思い予選より手を抜いて走り落選しました。

 

 彼らからすれば田舎者の転校生にクラスの大事な勝敗を任せられない(当時1学年4クラスで40人/1クラス)負けたら別のクラスからバカにされ大きな顔が出来ない、と考えれば当然の事だったと思います。元々スポーツに興味もなかった自分は「スポーツマンシップなんて存在しない」とおもっていました。

 

 なお高校になって陸上部から勧誘を受けましたがサッカーを始めたのは足を使うスポーツだったのと格好いい事を意識したのに他なりません。