私が地元に帰って就職した会社(お前より成績がいいのが居ったけど…と社長から失言を受けた会社)の事です。田舎で中堅社員が居なく(私が求人になったのはその中堅さんが事情で居なくなった為)営業所長以下責任者代理が居ないのとある程度経験があった事で入社当時から中堅社員並みの仕事を押し付けられます。事務のおばちゃんは2個あるポケベルの一つ(一つは所長)を押し付け「あとの二人は常時行き先がわかっているので」と未だ研修中の新人に強要します。そしてトラブルがあれば真っ先に連絡が入ります。私も研修中なのでこれが当たり前なのか?と疑問を持ちながらいろいろな事が分かってきます。

 

 そんな慌ただしい毎日を1年ぐらい過ごすと本社から「新人研修」の参加を指示されます。心の中では「えっ、これだけやって未だ新人扱い?」給与は確かに新人扱いでした。その研修で本部に最近入った同い年のT(学年は一つ上)と初顔合わせとなります。Tは地元の国立大学文系出身で社長のお気に入りだったようで私に対して「上から目線」で話しかけてきました。当然理工学部の私とは畑違いですがプライドは「完全に自分が上」と思っている様子でしたので「嫌な奴」の印象でした。

 

 それから1年程で私は「主任」に昇格しますがTも同じく昇格し、本部としての指示を上から目線で押し付けてきます。「これ、やってぇだぁー」など語尾に「○○だぁー」を付けて言ってきます。私の他県地元でもこの言い方をしますが決して良い言葉ではなく特に上には絶対言えない親しい友人などに使う言葉です。となると私は少なくても彼から「上」とは見られていない。私も彼を友達とは思っていないので「人にものを頼むときあなたのところはやってぇだぁーって言うのか?」と尋ねたところ大慌てで「方言や!!」と言われました。「そしたらあなたは社長なんかもその言い方か?」と聞いても話題を変えられました。

 

 まあ常識で考えてもそれはあり得ないのですが小学生の言い訳レベルです。しかし後々こいつはことごとく私の邪魔をし、辞める原因となった機器初期不良のメーカーからの資料やお詫び文章も隠蔽していました。そのうえで始末書の提出を求め隠蔽が発覚した時にはうまく処理したようで他県で辞める私は知る由もありませんでした。よくテレビとかでライバルを蹴落とすドラマを見たことがありましたが田舎で自分がそんな目に合うとは思ってもいませんでした。後輩たちのその後の情報でしたが後輩たちを擁護する「目の上のこぶ」がいなくなり一層いじめがきつくなったと聞きました。