私の地域でも年末大雪となりました。(記事が公開される時には忘れているかもです。)レンタカーの回送は前日の早朝に稼働申請をしています。〆切は前日夕方5時ですが配車を考える人が考えやすいと思い早めに申請していますがその時には翌日の天気がはっきりとはわかっていません。今回も同じで最低気温が低いとは知っていましたが大雪の情報はそれほど流れていませんでした。

 

 今朝6時に妻から「外の雪、かなりやで」と言われて外に出ると自家用車には5センチ程の積雪であたり一面真っ白でした。中央指令室(本当は別の部署名があります)は6時からなので早速メールを送りました。と言うのも当方雪道運転は経験が極端に少なく事前調査でも雪道NGを出していたからです。

 

 しかし返信メールには「一度請け負った分は断れない。何が何でも実施して下さい。もしくは現場放棄で賠償請求します。」とのメッセージを見てびっくりでした。これで高速を使い瀬戸内海を渡って納車、2件目も瀬戸内海を渡り1件目とは別の県に納車。その後高速バスで帰宅と言う予定ですが平地がこの積雪なのに高速道路は想像つきません。幸い高速道路情報では規制はあるものの通行止めはありませんが、この時間から徐々に通行止めが広がっています。これを指令室に伝えると「下道(したみち)は通行止めはない」尚も恐ろしい事を言うこの人たちを「人の命はどうでもいい人たち、マニュアルには悪天候などの場合は相談してくださいと書いてありますが交渉しても無駄」と受け取りました。

 

 ただしこの人の誤算は「スタッドレスタイヤ」を履いている事を前提で話していたんですが、私の見る限り今年スタッドレスタイヤを履いた車は1台のみです。それもオーバー2000のRV車のみでしたから今回引き取る2BOX大衆車では多分履いてないと思い確認の為引き取り店舗に出発しました(それでも移動は1時間以上かかります)。とりあえず確認が必要らしくそれからの判断と言う事です。

 

 

 完全ド・ノーマルタイヤでした。(その日の内にスタッドレスタイヤに交換できるほどのストックも時間もはないはずです。そもそも他県店舗管理の車ですから引き取り店舗は興味もないようです)写真付きメールを送るとすぐに最初の担当者Sとは別の担当者Nからキャンセル依頼の返信が届きました。正直ホッとして交通費が全額(往復)と少額の報酬が出て本来すごく遠周りする交通機関も積雪の影響で1時間以上待たないとだし…気分よく歩いて帰りました。

 

 ただ最初のメールから問い合わせをしていました「帰宅困難になった場合の補償」と言う点は最後まで話は有りませんでした。大袈裟に聞こえるかもしれませんが以前台風時帰宅困難になりかけ、メールを送っても深夜に近く無反応だった事がありました。その時は特急料金を自腹で支払いましたが(連絡が取れないのだから後で報告すれば大丈夫だろうと思っていた)翌日相談しても「個人の判断、最初の請負メールの時点で承諾しているので事後報告されても支払いは出来ません。」と断られた。人の連絡を無視してこれか…となった経験からです。この点だけは違和感ありありでした。

 

 またその日の夕方、本日の穴埋めの回送員を募集していましたが毒牙にかかる人がいない事を望みます。回送員同士のネットワークを禁止している原因の一つです。あと労働組合などの結成を防ぐ為です。