小学校6年の時「仮面ライダー」のテレビ放送が始まりました。それまでは巨大なヒーロー(ゴジラやウルトラマン等)が主流だった中で等身大(人型)のヒーローに子供たちは熱中しました。私の中でこの仮面ライダーが売れた理由が3つあると思っています。

 

 

 一つ目は昆虫や植物をモチーフとした敵です。当時の私は活字が苦手で友に連れられて行く図書館では唯一図鑑を見ます。カブトムシやトカゲなどは身近に見ますが危険動物(マムシや熊やサメなど)に遭遇する時は「命が無い」と勝手に思っていました。それ以外にも見たくても見れない深海生物や今では珍しくもない食虫植物を長時間直視出来る図鑑は宝の山でした。今考えれば写真に混じって絵(イラスト)が多かったのも特徴で実際のいい写真が無かったり著作権がからんだりしたんだろうと思います。時代ですね。

 

 そんな動植物をモチーフにした敵の「改造人間」を作って動かしてもらえるのはうれしかった。当時「冒険王」と言う付録付き月間漫画雑誌がありましたが、仮面ライダー大特集とかあって武器や弱点を解説していました。小6年なので盛ってるとか嘘とかもわかっていますがそれも含め受け入れてました。来年中学校なのにこれでいいのかと自問自答したこともありましたが、次々と出てくる「改造人間」の誘惑に勝てず「まぁいいか」としばらくは仮面ライダーオタクになります。

 

 放送時間が土曜日の夕方6時から30分ですがそれからそろばん塾へ行きます。あまり好きではなく5年生の3級から進級しなかったので母にも見切られ行かなくなったのを思い出します。

 

続く・・・。