3年前の同じ頃、レンタカーの回送先が西日本豪雨被害の岡山県(具体的に土地名を書くのは初めてだと思います)~鳥取県、鳥取県~広島県の依頼を受けました。実際倉敷駅から北上したのですが被害の大きさに呆然としました。まず国道は大渋滞です。ようやくを市街地を抜け川沿いに北上しますが川の中は色々な物を押し流した跡が見られる瓦礫の山が何カ所も見られ、現状5メートルほど下を流れている川沿のガードレールや青いフェンスは1メートル以上泥にまみれ「ここまで、この高さまで氾濫した跡が生々しい」。青いフェンスには信じられない高さに枯れた草木が引っ掛かっていました。駅の○○駅の看板は泥で汚れ、進んでも進んでも道路わきに水没し泥まみれになった家具や電気製品を出している姿が続きます。道路には土地特有の赤い砂が車の風圧で舞い上がり、入り口や窓を全開で掃除をしている横を通るのが気の毒でした。水道も電気も来てはいない状態と言うのは車で横目に見てもわかります。

 

 こう言う現状を猛スピードで砂を巻き上げながら追い越して行く基地外ってホンマ腹立つ。

 

 鳥取県に入る県境付近には民家も国道沿いにはなくなりその日のうちに納車と引き取りを済ませ、どこかの道の駅で休憩し来たルートとは別のルートで広島県に入ると道路の決壊に出会い「夜道は危ない、先が見えない」と判断し夜明けまで待機し夜明けとともに再開。案の定通行止めや土砂崩れでの片側通行が多く、山間の一軒家は土砂で潰されてお年寄りの男性がその土砂の上を朝から座り込んで見ている。

 

 死者・行方不明者271人。お悔やみ申し上げます。