そのうち昼休みとなりパソコン作業中の横の休憩ソファーで4人ほどが食事を始めます。その雑談の中に「そういえばお前が原因で昔スピンした車あったやろ」から始まりましたが、結構いい車の納車に二人(2台)で行ったらしいのですが、いい車だったのでつい前の車を強引に抜いたら抜かれた車が怒って煽って来たとの事。納車予定の車は2車線になって発進時に横で叫ぶ車に対し趣味のモデルガンを向けたらしいのですが怒っていたその車はパニックになってスピンしたとの事。後ろからついていたもう1台の車がと関係ない人のふりをして「大丈夫ですか?」と声をかけ時間を稼いで納車の車は逃げたそうですが(ドライブレコーダ未装着も確認しナンバーも覚えてない事をスピンした車から聞いて…まあさすがに車屋さん)その後納車場所で合流したそうです。

 俺に感謝せえや!とか基地外みたいな会話と笑い声が聞こえてきて…「もー無理」最初に正直な事言わんでよかった、こいつらまともじゃない。富士通側が悪いと思ってたけど逆にこの人たちにからまれた事に同情さえありました。その人達から私に「にーちゃん、さっきの話冗談やで。」って言われて愛想笑いで何も答えられんかった。MOでバックアップを取っていた時代なので確かにドライブレコーダーなどは普及してないし携帯もガラケーの時代です。今なら確実にカメラの普及で確認できる話ですが本当なのかウソなのかは確かめる術がありません。

 バックアップを取り終えて本部に確認をとり高速に乗って帰宅しました。帰れる安心感からか先方に何て言って帰ったか・・・前回の「公営団地の丁野さん」も同じですがよく覚えていません。帰りながらこの人たちに「自社の責任です」って富士通側が言ったら幾らの金額請求をしてくるんだろう?など帰宅までの数時間頭からその日の出来事が忘れられません。しかし本部が危険性を承知で私に依頼した事と現実の私の報酬額は通常の報酬額と変わりません。つまり私には関係のないことだと言う現実です。そろそろこの仕事、考え直しかな…、そう思わざるを得ない出来事です。

 

 あれから「公営団地の丁野さん」の話と「基地外の中古車販売」の話は封印し他では話したことはありません。でももう時効と思ってます。