本日は、一時期当教室で標語のように受講生に言っていた言葉を解説します。

 

それは

「ゆっくり見られれば速く読める」

という言葉です。

 

速読教室なのに「ゆっくり見られれば」とは、何事か!

と、読者さんは思うかもしれませんね。

 

もちろんゆっくり見ているだけでは速く読めるようになりませんが、

ゆっくり滑らかに見続けられる「眼力」と「精神力」がなければ速く読めるように進めて行くプログラムが成り立たないという意味です。

 

読者さんは、入会すると初めから急き立てられるように「速く速く」と言われて練習をさせられると思っているかもしれませんが、そうではありません。

 

そんな練習をしても、見方が粗くなるだけで、速読というよりは拾い読みテクニックが向上するだけです。

能力開発とは言えません。

 

講師は、決して急がせるようなことは言っていないのですが、15年ぐらい前までの当教室の受講生は「速く速く」と、ご自分にプレッシャーをかける方が多かったように記憶します。

 

そんな時に、冒頭の言葉を使っていました。

 

現在は、焦った態度で受講する方はほとんどいなくなりました。

 

そういう意味では、昔は言外に焦らせる雰囲気を我々が醸し出していたのだと思います。

 

今は、この言葉を言う必要がなくなりました。

 

是非、読者さんも無料体験に足を運んで、ゆったりした気分で読書速度が上がる体験をしていただきたいものです。