本日は、中盤の訓練に差し掛かった受講生の様子をご紹介します。
これまでにも似たようなブログを書いたことがありますが、
当教室のプログラムは、
「初期の頃は時間がかかり、レベルが上がれば上がるほど加速度的に訓練が進むようになります」
初期の頃のフォーマットは、文章の代わりに点線が並び、上下だけに円記号が描かれています。
このフォーマットにも100種類以上のステップがあります。
最終的には1ページ10行を1秒で見て行けるように訓練します。
普通の人だったら1ページ6秒はかかります。
今回ご紹介する受講生は20代後半の女性で、健康そうですが、意外と時間がかかり、この1ページ1秒で見られるようになるまで32回の受講回数がかかりました。
この間に両目の問題や姿勢の問題、精神的な落ち着きの問題などを少しずつ改善して行きました。
読者さんは、もしかしたら
「気合いで素早く見る努力をすればいいんじゃないの?」
とか
「1ページを一遍に目に入れる努力をすればいいんじゃないの?」
などと思っていたかもしれませんね。
いやいや、そんなに単純ではないのです。
順番に素早く見て行く能力を定着させるには、目だけの問題ではなく、体全体の機能を上げ、精神的なアプローチも必要になるのです。
それでも普通は10数回の受講で1ページを1秒で見られるようになります。32回かかるのはかなり遅い方です。
そこから訓練は、活字のフォーマットに入りました。
これは6回で卒業になりました。
次に文章を読むように、連なった円記号を滑らかに見る訓練に入りました。
これは4回で卒業になりました。
これが現在の状況です。
訓練が進むほど、加速度的に速く習得できるようになっています。
多くの受講生を見て来て、初期の頃に時間がかかった方が結果的に高いレベルに達するケースが多いので、この女性も将来が楽しみです。
読者さんも、
もし当教室に入会して、初期になかなか能力が伸びなかったとしても、後半で大きく伸びる人かもしれませんよ。