本日は、毎回復習に時間がかかる人について書きます。

 

当教室は、毎回復習から訓練が始まります。

例えば、前回ステップ100まで進んだ方なら、今回はステップ80ぐらいから始めます。

 

多くの場合、復習のところはトントン拍子で終えて、新しい訓練に進みます。

 

ところが、目に何らかの問題がある場合は復習に時間がかかります。

 

何回か受講するうちに、

「自分は目に問題があるから、復習に時間がかかるのは仕方ない」

と自覚する方がいます。

 

こういう方は、結果的に高いレベルまで伸びるケースが多いです。

 

ウサギとカメの話ではありませんが、焦らずにコツコツと訓練をすると、本人は納得しながら不安なく進んで行けます。

 

そのうち目の問題が解消されて、訓練にも慣れてくるので自然に短時間で復習できるようになります。

 

そうすると新しい訓練の時間がたくさん確保できますから、能力がどんどん上がって行きます。

 

その新しい感覚を、もっと追求したいと思うようになり他の受講生が到達できないところまで伸びてしまうのです。

 

こういう受講生は、心に焦りないので、「見えにくい」とか「肩に力が入る」などという問題は、多少あったとしても、すぐ解消します。

 

なぜなら、無理をして速く見ようとしないからです。

 

速く見ようとしなければ、能力が伸びないのではないか? と思う読者さんがいるかもしれませんが、ちょっとニュアンスが違う心がけで「ハッキリ見えたまま」「リラックスしたまま」伸びることは可能です。

 

もし、読者さんの中に速読の訓練をしていると「見えにくい所がある」とか「肩に力が入ってしまう」という方がいたら、それは速読は無理をして速く見るものだ、と思い込んでいるのではないでしょうか?

 

当教室では、最初に

「速く、早くと思わないようにしましょう」

「訓練の結果、自然に伸びて行きます」

と言っています。