「彼女の隣人」は佐野元春ソングの中で最も魂を感じる曲。 | 新時代のリアル

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「彼女の隣人」は佐野元春ソングの中で最も魂を感じる曲だ。

なぜならこの曲にまつわる背景が痛みに溢れているからである。

リリースされた1992年当時、父親は亡くなっており、母親は闘病生活を送るなど家庭内は大きく揺れていた。

そのことで悲しみに暮れていた妹を慰めたいという意図で作られた。

「ドクッ、ドクッ」と胸の鼓動が聞こえるようなサウンド、喉を振り絞って熱唱するボーカルに心を打たれた。

ところが、重い曲調に暗示されるかのようにその後は様々な別れがあった。

1994年にはザ・ハートランドの解散と母親の死、1997年には妹の怪死があり天涯孤独となってしまった。

あまりにも残酷で厳しい現実に打ちひしがれる姿を想像するだけでも胸が痛い。

苦しい時期にもがきながら作り上げたこの曲には強いメッセージがある。

そう考えると、「彼女の隣人」は佐野元春のキャリアでターニングポイントと言える曲だと思う。

 

 

 

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