当店21周年ですって | 店長K大いに語る改

当店21周年ですって

あれは確か1997年だったような。

行きつけのインディーズCDショップGURUGURUさんがアルシュに移転する前のお話。

この時期を境に、貴重盤に力を入れ始めてどんどん変化していってるように感じておりました。

壁貼りした貴重盤のレコメンドカードが思い入れたっぷりに、フリーペーパーも貴重な情報満載の充実した内容になっていって、いったいどうしたんだろ?と。

そういえば、最近パッと見はビジュアル系に興味なさそうな眼鏡のオタク青年がレジやってるなぁ・・・

でも、この人は普通のCDショップだと思って何も知らずに働き始めた、かわいそうな青年なんだろうなと自己解決してましたが(笑)

後日、緊急にお金が必要になったため、GURUGURUさんの高価買取リストに載ってるアイテム3~4つばかり売りに行くことにしたんです。

この頃はどこよりも高く買取してたように思います。

あの間違えて入社したオタク青年は買取りとかよくわからんだろうから、居なければいいなぁなんて思いながら(笑)

ところが!いたんですよ!

うわ!ハズレだ!出直すべきか…とも頭によぎったのですが、高価買取リストに載ってるんだから大丈夫かな?と思い「買取お願いします」と青年に声をかけてみました。

すると、私が持って行ったアイテムを見て青年大興奮!尻が天井にぶつかりそうなほど飛び上がってたんでキモいなあと笑

 

こんな感じ↓

どうしてこんなの持ってるんですか!とか、これって初回生産分の写真ですよね?などなど興奮気味に細かく聞いてくるんですよ。

私、今でこそ多少の社交性を持ってますが、当時は知らない人に話しかけられるの苦手だったんで嫌でしたねぇ…

あ、この青年がGURUGURUを変えたんだと一瞬で悟りました。

すごい勢いで話かけてくるもんだから、(周りから注目されちゃうじゃん・・・)と私が気圧される始末。

まぁ、でも納得の高額買取でした。

お金受け取ったあとは塩対応ですぐ帰ったのを覚えてます。(俺には簡単に踏み込ませんぞと強固な意思表示)

入ったばかりの若手にそこまでの権限を与えていたGURUGURUさんもすごいなぁ。

そのオタク君こそが後のルーシーズポケット(閉店中)の山ちゃんだったのでした。

この時は仲良くなるとは思ってなかったな。

ちなみに今は60%絶交してます

その後、GURUGURUから2000年に独立開業したルーシーズポケットに私は入り浸るようになります。

すると、段々と中古ショップのやり方が見えてくるんです。

まさか、自分が中古CD屋をやるなんて思ってもみなかったけど、すぐ近くにモデルケースがあれば意識しちゃうもんです。

そのうち、んー・・・ この人、すっごい気楽そうに見えるなぁなんて印象を抱くようになりまして。

週休2日で昼から19時で終わるのに、いつも疲れたとか辛いとか言って仕事抜け出してご飯行ったり指圧行ったり。

これ・・・もしかして、自分ならもうちょっと良い店やれるんじゃないの?という思いが沸々と湧き上がってくるのを抑えられなくなりました。

ある日、段ボール山盛りのデモテープの値付けをほっともっとののり弁1個を報酬に依頼されまして、私の覚悟が決まりました。

よし!俺もやる!!札幌に中古屋もう一個あったってええやろ!!と。

備品等そろえるにあたってもルーシーズ山ちゃんにはとっても助けてもらったんだよね

今でこそ、65%の絶交してるけどいっぱい助けてもらった。

 

そんなこんなで・・・

2003年5月24日!

このお店「ネバーマインド」が開店しました。


 

まぁ、でも1か月で存続のピンチを迎えました。天才だからなんとかしましたけど。

SHOXXに広告載せてたからそれなりに問い合わせはあるものの、まだネットショップを用意してなかったので苦戦しましたねぇ・・・

全国のマニア達からの連日の長電話もありがたいけど売上ないだけに精神的にキツかったな

あの頃、よく電話くれたみんな元気だろうか。

見てたらコメントくださいな。

みんな今じゃ結構なおじさんよな

コレクションやめちゃったかな?やめてないならウチに現物で寄付プリーズ!

終活よ終活!若い世代にコレクションを託そう!

ウチは辛うじてまだやってるんですよ。

俺もまだまだビジュアル系好きだし、昔聞いてたメタルもまだ聴いてるわ。

たぶん、これから先も変わらないし変わりようがないみたい。

 

というわけで、Xでコメントくれた皆さん、いいねをくれた全国の皆さん!遊ずど亀山代表、70%の絶交をしてるにも関わらずひっそりいいねをくれていたルーシーズ(閉店中)の山ちゃん、本当にありがとうございました!

引き続き、ネバーマインドは超低空飛行で続きます。

上で呼びかけた結果、かつての常連さん達からコレクションが大量に届けば完全体としての復活もあるかもしれませんが!