
以前ここには家が2軒あってね、その1軒に住んでたおばちゃんは橋田壽賀子さんみたいな感じでね、おしゃべり好きでした。いつも犬と散歩しながら誰かをつかまえておしゃべりしてました。我が子も小学生の時におばちゃんに話しかけられ名前を覚えてもらってました。
おばちゃんの家の前の道はせまいので、車が来たらおばちゃんちの入口の方に入りなさいと言ってくれました。
出勤時つかまると長くなるので、おばちゃんを見つけたら急いでることをアピールしつつ通り過ぎてました。
でも必ず〇〇ちゃんは元気?と聞いてきます。「は~い、元気です。ありがとうございま~す」と答えながらダッシュ。私の後ろ姿に「いってらっしゃ~い」と言ってくれました。
おとものワンコが亡くなってからはおばちゃんの体力もなくなってきて、杖をつくようになり、足に装具をつけて歩くようになりました。
足に装具を着けはじめてからはたまにしか見なくなりました。
そしてある日お家が壊されて空き地になりました。
忌中の貼り紙は見なかったので施設に入られたのではないかと思います。
そして、おばちゃんちの真ん中に歩行者用の道ができました。(ロープの右)
前の道は小学生や中学生の通学路なのにせまくて心配してらしたから、おばちゃんの希望だったのかしら?
若干回り道だけど、私はありがたくこの歩道を歩かせてもらいます。
油断すると子どもの背丈くらいに雑草が生えますが定期的に誰かが草を刈ってくれます。

今朝ふと見たら1本ひょろりとのびる植物が目に入りました。ん?
よく見たら↓
おばちゃん…生きてるかな…
ふと思い出しました。
なんかお知らせかな?
いや、まだどこかの施設で誰かをつかまえておしゃべりしているに違いないと思っておこう。
ありがとう、おばちゃん。
