今なら | チョコミントの部屋

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日々の出来事や感じたこと、おすすめ情報など綴っていきます。

今なら、癌だった父の心にもっと寄り添ってあげれたのになと後悔することがあります。

父が発病した頃、子どもたちがまだ小さくて、私は子育てに必死で、何もしてあげられませんでした。

子どもが小さい頃って実家に帰ってたまには自分も休みたいって思って帰るんだけど、一日目は孫かわいさでウェルカムな感じなんだけど、母が孫にとられて父の世話が減るので、二日目になると、お母さんが疲れるから早く帰れと言われました。

私にはそれがつらくて…
父の心に寄り添う余裕はなくて…

父は食道癌でした。
当時の手術はあばらを真ん中で切って開き、肺を一旦横にどけて、その下にある食道を切除するというものでした。
癌は胃にも少し転移していて、食道と胃の半分を切除しました。
術後の治療を考えて、戻す時には先に肺を戻しあばらを戻し、その上に残りの胃をつなげました。

なので父のみぞおちの上あたりにポッコリと胃の細長い膨らみがありました。

食べたものをスムーズに胃に流すことができず時々父はその膨らみのあたりを上から下にさすっていました。

まだ小さかったうちの息子が無意識にまねをしてみんなを笑わせていました。

息子は父に似ているのか父のすることに興味があったのか、父のすることをよくまねしていました。きれいにたたんだティッシュでテレビをきれいに拭いたりね(笑)

息子は父が退職してから生まれたので、父にも余裕があり、孫では初めてお風呂に入れてくれたり、おんぶひもでおんぶしてくれたり、2、3歳になったら車の掃除に連れて行って、雑巾を持たせて掃除のまねごとをさせたりね…かわいがってくれました。

姉と兄の子どもたち5人とは少し離れて生まれたので久々の赤ちゃんでかわいかったみたいです。

でも告知以来父は自分のことでいっぱいいっぱいになりました。

当たり前です。そんな大手術だったんですから。

父はみるみる痩せました。
脂肪がなくて骨が直接当たるから座るのも寝るのも痛がりました。

以前から父は昭和の九州男児で亭主関白。
あれしろこれしろと母に口うるさくて私たちにはわがままにしか思えませんでした。

でも今の私なら、色んな経験をした私なら、体の色んな痛みや体調の変化を経験した今なら父の気持ちに寄り添えるのに…

お父さん、ごめんね。

今度納骨堂に行ったらちゃんと謝ろう。

そしてこれから身の回りに増えるだろう病気の人の心に寄り添ってあげたい。あげられる自分でありたいと思います。

けど自分がなっちゃったら弱いのよねー
(^_^;