今日の朝ドラごちそうさん
近藤正臣さん扮するお父さんが亡くなりました。
やっぱり父の最期と重なります。
昔からテレビで見る最期のシーンって、家族がみんなそろって、みんながありがとうと言い、亡くなる人がみんなに声をかけ…みたいな感じでしたが、実際はなかなかそうはいかないものだと思いました。
父は食道がんを数年前に患い、手術をしてからは、やせ細り、気弱になって、母と近所に住む姉が介護をしていました。私は小さかった子どもたちの子育て真っ最中で、自分のことで精一杯で、何もできなかったな。
亡くなる前に何度か入退院を繰り返し、そのたびに呼ばれて病院に行きました。
私の実家は島だから、いざというとき、すぐには行けません。
最期の時、そばにいたいから何かあれば呼んでもらうように頼んでいたので…
最後の入院の後は、みんなでかわりばんこで、そばにいました。最後に会った父はまだ意識があり、足がだるいのか、たびたび足を組みかえていました。
ほんとに亡くなるのか?
また少し盛り返すんじゃないか?
そう思うと、感謝の言葉は沢山あるけど、これを言うと、逝ってしまうのではないか…という気持ちになり言えませんでした。
父も母にはありがとうとは言ったらしいけど、みんなに声をかけると逝ってしまうのではないかという不安があったのかもしれません。
テレビのドラマみたいに機械が心拍数の変化を感じて異常を示すこともなく、父がうめくようなこともなく、気づけば意識がなくなっていて、みんなが集められ、延命装置がはずされ、静かに息をひきとりました。
みんなは、意識のなくなった父に感謝の言葉を口々にかけました。
現実ってこんなものなんだなと思いました。
だから、朝ドラみたいに、亡くなる前の時期に、あー幸せだなって思える時間を、あげることが一番の親孝行なんじゃないかなと思います。
母も高齢になってきましたが、ひ孫も今年は2人になるし、昨年は孫の結婚式にも出たし、姉は嫁行かずだけど、趣味のバードウォッチングに夢中ながらも母のお世話をしてくれてるし、数年前孫が交通事故で亡くなった時は家族みんなどん底だったけど、やっとじんわり、幸せを感じているのではないかしら?
私も前よりは度々帰れるようになったから、大きな恩返しはできないけど、小さく恩返ししなきゃね。
そんなこと思わせられる今日の朝ドラでした。
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