
●9月定例会の一般質問では、地域の将来や県民の安全・安心に直結する課題を中心に、4項目について県の考えを質しました。
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県立自然博物館のリニューアルと地域活性化
海南市の県立自然博物館について、現在の取組や入館者の状況、リニューアルの進捗、さらにリニューアルを契機とした広域観光の推進について質問しました。
自然博物館では「和歌山の自然の魅力やすばらしさを伝える」ことを使命に、特別展や体験学習などに力を入れており、年間入館者数は直近3年間、毎年12万人以上。
今年度の特別展は46,192人と過去最大の入館者数となりました。
リニューアルについては、今年度に構造劣化度調査や耐震性調査を行い、来年度から基本・実施設計に入る予定であることが示されました。
現在の良さを残しながら、他施設の展示の工夫も取り入れ、より魅力的な博物館を目指すとの答弁でした。
また、自然博物館だけを目的地とするのではなく、和歌の浦、黒江、温山荘、和歌山マリーナシティ、紀美野町など周辺の観光資源と結びつけ、和歌山市・海南市・紀美野町を一体的な観光エリアとして発展させるよう求めました。
これに対し知事からは、自然博物館をこれまで以上に魅力的な施設とするとともに、周辺の多彩な観光資源を生かし、「多くの観光客を惹きつける目的地となるよう、近隣市町や民間の皆様とともに取り組む」との答弁がありました。
「停電しても命を守れる避難所」へ
近年の猛暑や災害を踏まえ、避難所の体育館などについて、単にエアコンを設置するだけではなく、災害による停電時にも使用できるよう、空調設備と非常用電源を一体的に整備する必要性を訴えました。
これに対し知事は、暑さ対策は不可欠であり、「空調設備と合わせた非常用電源の確保も重要」との認識を示しました。
その上で、県立学校体育館など避難所に指定されている県有施設について、空調整備と並行して非常用電源の確保にも計画的に取り組む方針が示されました。
さらに、市町村や市町村教育委員会に対しても、学校体育館などの指定避難所について、電源確保を考慮した実効性のある空調整備を促していくとの答弁を得ました。
災害から逃げるだけでなく、「避難した後の命を守る」ことが重要です。
引き続き、停電時にも機能する避難所づくりを進めてまいります。
和歌山・海南間の道路ネットワーク強化
道路は、通勤・通学や産業、観光を支えるだけでなく、災害時の避難や救急搬送を支える「命の道」でもあります。
今回は、和歌山・海南間の道路ネットワークの強化について、都市計画道路「松島本渡線」「岡田大野中線」の整備状況とともに、長年の課題となっている県道秋月海南線・安原地区の狭隘区間について取り上げました。
特に安原地区では、朝の通勤時間帯などに大型車両が通行すると身動きが取れなくなり、大きな渋滞が発生することがあります。
県からは、バイパス整備によって通過交通を減らすとともに、局所的な現道対策についても地元の協力を得ながら進める方針が示されました。
再質問では知事自身に見解を求め、知事から「和歌山・海南間の道路ネットワーク構築は大変重要」との認識が示され、安原地区についても地元自治会から要望を受けていることを踏まえ、関係者への丁寧な説明を行い、事業が円滑に進むよう取り組むとの答弁を得ました。
今後も「点」ではなく「面」として道路ネットワークを捉え、残されたボトルネックの解消を粘り強く求めてまいります。
公用車を県民に「見える」財産、そして「走る広告塔」に
県が保有する公用車についても取り上げました。
令和8年9月1日時点で県が保有する公用車は931台。
現在は、県名を表示するかどうかを各所属が判断する仕組みとなっています。
私は、公用車は県民の財産である以上、業務上支障のある車両を除き、「原則として県名を表示する」という考え方が自然ではないかと知事に再質問しました。
一方、県からは、用途や業務上の必要性を踏まえ各所属が判断する現在の取扱いを維持するとの答弁でした。
その一方で、公用車を和歌山の魅力を発信する「走る広告塔」として活用することも提案しました。
県が導入を進める「和歌山県版図柄入りナンバープレート」については、令和9年秋ごろの交付開始を予定しており、知事公用車をはじめ県の公用車にも取り付けていく方針が示されました。
また、公用車そのものについても、和歌山の魅力を伝える広報媒体の一つとして活用していくとの前向きな答弁を得ました。