寒い日が続きますが、体調はいかがでしょうか?

 

ふだんからコリやすいのに寒いとよけいにムダな力が入ってしまうものですね。

 

なんとかしてご自分で身体をゆるませたい、とお思いの方も多いことでしょう。

 

身体を温めたり、体操したりすることは有効ですが、コリのひどい状態が続くとそれだけではなかなかうまくゆるんでくれませんよね。

 

そこで、身体をゆるみやすくするためのカンタンで有効な方法をお伝えしていきます。

 

その方法は身体を揺さぶる、というだけです。

 

手順の前にコリについて少し解説します。

 

コリというと物理的に筋肉が硬くなってチカラが抜けないような状態を想像してしまいますが、実際は案外それだけではありません。

 

確かに初期状態は姿勢や偏った動き、精神的緊張や怒りによって筋肉の緊張状態が続くことで縮んで硬くなる、ということが起こりますが、慢性的な状態になってくると、そうではありません。

 

長期的になればなるほど筋肉以外の二つの場所が関わってきます。

 

一つは筋膜や結合組織、つまり筋肉や骨、内臓などの周囲や間を埋めるようにある軟部組織です。

 

最近ではメディアでも「ファシア」として取り上げられたりしています。

 

この部分はコラーゲンや脂肪分、水分、繊維質などで構成されているものです。

手技療法や鍼灸治療に携わっていてわかることは、この筋膜や結合組織は形状記憶する、ということです。

 

簡単にいうと、画面をのぞき込むような姿勢で長時間PC作業をしたとすると、最初はその形を維持しようとして筋肉を緊張させ、実際に物を持っているのと同じように頭や腕、上半身の重さを筋力で維持しますが、ある程度の期間、個人差はありますが、おそらく数週間から数ヶ月で筋膜や結合組織が固着しその形を維持しようとします。

 

そのためその固着した範囲内で日常動作も行ってしまうため筋肉のゆるめる範囲が狭くなる上、さらに動作のために筋収縮を起こさなくてはならず、より固着を強めることになるのです。

 

骨折後など、約4週間のギブス固定で関節は拘縮を起こします。

 

これは筋力低下や筋収縮によるものではなく、結合組織が固着したためです。

同様なことが姿勢や動きで起こってしまうのです。

 

もう一つが「脳による許可」です。

 

脳は生物の歴史から危険回避を最重要視します。

 

つまり昨日まで大丈夫だったこと、を重視します。

 

どんなに固まっても緊張しても「昨日まで大丈夫だったじゃん」という方が重視され、こちらの方が楽で良い、とわかっていても実際の変化を嫌います。

 

長年使ってきた身体の感覚に戻ろう戻ろうとしてしまいます。

 

この二つが絡み合っているのが「コリ」と一般的に言っているものです。

 

さてさて、やっかいだな~笑と思いますが、この二つをダマシダマシなんとかしていくために、揺らす、というのが有効です。

 

姿勢はいつもお伝えしている、

 

足は肩幅、平行で、尾てい骨を落とす感じで膝をゆるめます

 

その状態でさらに尾てい骨を落とすように、ゆさゆさ上下に揺らします

1分間に60回~100回くらいが良いようです。

 

 

 

下肢の筋バランス調整、アライメント調整もできますし、上半身の結合組織の固着をゆるめることができます

 

寒い間は身体も温まりますのでどうぞお試しください! 

 

NEUTRAL BASE 山下洋平