マサチューセッツ大学院教授のジョン・カバットジン氏がマインドフルネスストレス低減法を提唱してから約40年、同名の本が日本で出版されて約20年を経た2019年、マインドフルネスという言葉はたいへん認知度の高いものとなりました。
 
 
ますますストレスフルになる社会の中で、メンタルヘルスを保つ方法として実践されるようになってきたのでしょう。
 
 
感情と筋肉はリンクする、という話を施術中によくしますが、身体と脳のクセを修正したり改めて観察するのにマインドフルネスメディテーションや、マインドフルネス歩行はたいへん役に立つツールです。
 
 
メディテーション、瞑想は苦手で、とか、難しくてできない、ということを聞くことが多いのですが、本来苦手とか難しいということはないのです。

そう感じてしまうのは、それをすることによって心が大きく変化したい、とか、何かを達成することができるのではないか、というような時間軸的な目的意識があるからではないでしょうか。

私たちはどうしても、目的に向かって頑張る、以前こうだったから未来はこうならねばならない、正解を見つけるために必死になる、という社会的価値観の中で生きていますので、「ただ在る」ということが理解できないことが多いのです。

しかもただ在ること自体に価値を見出す、ということは思考で考えれば考えるほどわからなくなります。

そこで考えるのをやめて感じてみます。        
  
社会や外側に対する反応(漠然とした不安感、緊張感、プレッシャーなど)でつくり上げている自分の思考と感情のクセのパターンを「自分」だと思い込んでしまっていることに気づくために、まずは呼吸を利用します。
 
 
とにかく楽な姿勢で座ります。                   
横になってもいいですが、眠らないようにします。
 
 
その状態で空気が身体に入って胸やお腹がふくらむ、出ていって胸やお腹が縮む、ということを感じることに集中しようとします。
 
 
 

すると・・集中・・できません。
 
 
 
苦手という人はここで、できない、と思うことでしょう。
しかしこれはできないのではなく「できる」という状態をカン違いしています。
できないことに「気づく」ということがポイントだからです。
 
 
チベットの高僧の方が、「あたまを空っぽにして集中することなどできません」とはっきりおっしゃっていました。
 
 
 
では「できる」というのは何かというと、呼吸に集中できずに違うことを考えてしまったのを「自分」だと思っていることに気が付くということなんです。
人生という劇場でいらついたりあせったり、不安になっている自分を観察する意識があるということですね。
 
 
この「意識」と、実際に「物理的・精神的に格闘してしまう自分」の両方がいることに気づくことが一番大事なところです。

感情や思考は持ち続けると毒になります。
釈迦は「恨みや怒りを持っているということは、だれかにぶつけるための燃えた石炭を握りしめているようなものだ」と言ったそうです。
 
 
恨みや怒りですとわかりやすいですが、現代社会で多いのは不安、緊張感、プレッシャー、劣等感など、真綿で自分のくびを絞めるような感情はわかりにくく、長時間がかからないと病気や実際の症状として現れませんのでやっかいです。 また、一見良い感情、つよい喜びや大きな期待などを持ち続けることもこだわりをつくり、こころの停滞を産む可能性があります。
 
 
マインドフルネスによって「気づく」ことにより脳がつくってしまったストーリーからぬけだし、身体と心をニュートラルにすることが、より良い変化を促すためにこれからますます重要になることでしょう。 施術でもお伝えしていきます
 
 
 
 

参考文献
マインドフルネス ストレス低減法 J.カバットジン/北大路書房
 
 

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NEUTRAL BASE(ニュートラルベース)では、重力・感情と筋肉の関係をふまえた理学的な分析、脈診、腹診、舌診、経絡診など東洋医学的見解を組み合わせて、身体を読み、一人一人がニュートラルな状態を取り戻せるよう、鍼、吸い玉、手技療法、運動療法と運動の処方をし、本来の自分らしく生きられるようお手伝いします。
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